バイク販売店最大手のレッドバロン、JVCケンウッド、あいおいニッセイ同和損害保険の三社は12月22日、保険会社との動画連携などに対応したバイク用ドライブレコーダーを共同開発し、2021年3月からレッドバロン会員向けに提供を開始すると発表した。
また、あいおいニッセイ同和損保への事故映像の送信を可能とする「エマージェンシーNAVI」と、同ドライブレコーダーで撮影した走行映像のスマートフォン上での閲覧はもちろん、ツーリング時の動画等を手軽にSNSに投稿できる「ツーリングEYEs」の2つの専用スマートフォンアプリもあわせて開発した。
バイクは、風や自然を直接感じることができる魅力的な乗り物であり、ツーリングの楽しさや爽快感はほかの乗り物に代えがたいものがあるとされる一方、右直事故や左折時の巻き込み事故など自動車から存在を気づかれずに事故に遭うなど、バイクは自動車に比べ、交通事故に遭うリスクが高いともいわれている。また、昨今「あおり運転」などの危険運転行為による重大事故は、自動車のみならずバイクにおいても発生している。
そこで、レッドバロン、JVCケンウッド、あいおいニッセイ同和損保の三社は、バイク運転者への安全・安心の提供およびバイクの楽しさをより多くの人に伝えるため、バイクに関連した 新製品の開発や新サービスの提供に向けた取組を共同で開始した。今回、その第一弾としてバイク用ドライブレコーダーおよび専用スマートフォンアプリの開発に至った。
◾️バイク用ドライブレコーダー
・バイクの外観を損なわない業界最小※レベルのカメラサイズ(前後2カメラ)を実現し、様々なバイクの車種に合わせた取付アレンジが可能。
※2021年3月発売予定、バイク用ドライブレコーダーとして(2020年12月15日現在、JVCケンウッド調べ)。
・ツーリングや万一の事故時の記録等、様々なシチュエーションを想定し、Full HD画質を実現するとともにHDR機能、電子式ブレ補正機能を搭載し昼夜問わず高画質で撮影可能。
・防水防塵、耐振動などの高い耐環境性能を実現。
◾️専用スマートフォンアプリ「ツーリングEYEs」
・バイク用ドライブレコーダーと無線LAN接続することで簡単に映像確認や動画のダウンロードが可能。
ツーリング中に撮影した映像をすぐに確認したり、手軽にSNSへの投稿が可能。
・あいおいニッセイ同和損保の専用アプリ「エマージェンシーNAVI」と連動し、事故映像を手間なくかんたん送信可能。
◾️専用スマートフォンアプリ「エマージェンシーNAVI」
あいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険※契約者向け専用スマートフォンアプリで、2021年3月から提供開始予定。バイク用ドライブレコーダーで取得した事故時の動画をスマートフォン上であいおいニッセイ同和損保に送信できる保険業界初のアプリ。
三社では今後、専用のドライブレコーダーから得られる走行データ・位置情報を中心としたデジタルデータの活用による革新的かつ高度な事故対応や、アプリ上から加入できる保険商品の開発の検討を行っていくとしている。