JVCケンウッドは12月21日、あいおいニッセイ同和損害保険の自動車保険フリート契約者(※所有・使用する自動車が10台以上の契約者)向けサービス「ささえるNAVI『Lite』」対応の通信型ドライブレコーダーを両社共同で開発したと伝えた。
「ささえるNAVI『Lite』」は、あいおいニッセイ同和損保が先進のテレマティクス技術を活用したフリート契約者向けの事故低減支援サービスで、これまで約2,000社の企業に導入されている。JVCケンウッド製通信型ドライブレコーダーを通して収集、分析した車両の運行データを基に、リアルタイム動態管理機能や安全運転支援機能などが利用できる。また、運転時に事故やトラブルが発生した際には、発生時の映像や位置情報を記録するとともにリアルタイムで運転管理者に通知する。
JVCケンウッドでは、2018年4月のサービス開始時から通信型ドライブレコーダーを供給してきたが、今回あいおいニッセイ同和損保が2021年1月から提供を開始する新たな保険サービスに対応する機能を追加した、次世代の通信型ドライブレコーダーを新たに開発している。
■通信型ドライブレコーダーの概要
前方を撮影するメインカメラに加えて新たにドライバーモニター用の2ndカメラを標準搭載し、「顔認証機能」により運転者を自動特定してドライバーごとの運転結果に対して安全運転指導を行うとともに、「携帯使用・わき見・居眠りアラート」により「ながら運転」などの危険挙動を抑制。また、バッテリー付き電源ケーブルを搭載し、大きな衝撃などにより車載器への電源供給がストップした場合でも動画の送信が可能となる。バッテリーによる車載器のクイック起動も可能で、乗車直後の駐車場内事故などにも対応する。
<その他の主な機能>
・4G(LTE)通信対応
・前走車に近づき過ぎたり走行車線をはみ出した際や、急アクセル・急ハンドルなどの危険挙動を検知した際にアラートで通知する安全運転支援機能
・駐車中の異常を検知して自動で通知する駐車監視録画機能
・LED信号機の無点灯記録防止に対応
・地上デジタル放送電波への干渉を低減するノイズ低減設計