JTBと、オンデマンドモビリティサービスを展開するMONET( MONET Technologies )は2月22日、神奈川県鎌倉市に於ける持続可能な地域づくりを求め、観光客の分散周遊に向けた取り組みを実施すると発表した。
実施の目標は、鎌倉市の課題となっているオーバーツーリズム( 観光客の過剰増加で、地域住人の生活や自然環境に悪影響を与える事 )の解消にある。
そこでJTBとMONETは、2023年3月3日~3月12日の期間内(10日間)で、路線バスとデマンド乗合タクシー( 1日あたり3〜4台を期間中の午前10時から午後9時の間 )が1日乗り放題チケットを提供する。
提供は、ひと組2名以上での申込みとし、販売価格は大人1人あたり税込1500円・小学生750円( 未就学児は無料 )参加可能人数は1日あたり12組24名程度。なおデマンド乗り合いタクシーの予約にはスマホアプリ「MONET」を利用する。
取り組みの構成図
販売には、JTBが事業社向けに開発したツアー&アクティビティ/体験商品の予約・在庫管理システムJTB BÓKUN(動画が開くため注意されたい)を駆使した「鎌倉観光周遊パス」サイトを介して販売。観光客へ新たな選択肢を提供する事により観光客の移動の利便性向上を図ると共に観光客の分散周遊を推進する。
販売サイトのインターフェイス画面イメージ
より具体的には、観光客がスマホアプリで希望の乗車日時と乗降場所を選択して簡単に予約出来るようにする。また併せてデジタルスタンプラリーによる買物割引券などの特典を提供。これにより観光客の分散周遊に繋がり、より多くの観光スポットを巡って貰うための取り組みを推進していく。