西日本旅客鉄道(JR西日本)とLuupは6月25日、JR西日本沿線エリアの発展と利便性向上を目指し、ポート導入エリアの拡大(山陽本線朝霧駅エリア)とその効果検証に取り組む。
なお。もとより両社は先の2021年3月「MaaSの実現に向けてシェアサイクル各社との連携拡大」を公表して以降、2024年6月末時点で20駅のモビリティポートを相次いで開設。加えて大阪での電動アシスト自転車のシェアリングサービス開始時(2021年4月)からの連携。安全講習会の開催や主要駅へのポート設置等を通して、街の活性化などに精力的に取り組んできた。
そうしたなか今回は、鉄道とマイクロモビリティを組み合わせた沿線のまちづくりに向けた取り組みとして、朝霧駅エリアでの実証実験を実施する。
具体的には、朝霧駅および周辺の集合住宅や商業施設等にポートを設置し、駅とまちを繋ぐ新しい移動手段を提供することで、利便性やアクセス性を向上させ、本来のまちが持っている居住地や、外出先としての魅力の発見に貢献していく考えた。
そこで駅からのラストワンマイルを支えるモビリティポートを設置。これにより駅やまちの不動産の空きスペースが活用されることだけでなく、地域の利用者、地域に訪れた利用者を包括する利便性の向上。まちの回遊性を高めることへの寄与も期待している。
こうした沿線価値向上の効果について両社は、連携覚書を締結。既存設置駅や新設となる朝霧駅エリアでの利用についても両社で協力して検証することにする。これからもJR西日本とLuupの両社は、人々の多様な移動ニーズを捉え、新たなエリアへのシェアモビリティ導入を推進することで沿線のまちづくりに向けて積極的に取り組んでいくと結んでいる。
株式会社Luup
・所在地:東京都千代田区神田佐久間町三丁目21番地24 AKIHABARA CENTRAL SQUARE 4階
・代表者:岡井大輝
・創業:2018年7月
・URL:https://luup.sc/
西日本旅客鉄道株式会社
・所在地:大阪市北区芝田二丁目4番24号
・URL:https://www.westjr.co.jp/