ジョルダンは5月10日、同社と山万が、2020年11月に運行を開始した新規の路線バス事業(以下「ユーカリが丘コミュニティバス」)での顔認証乗車システム実証実験の開始を発表した。
実証実験では、バスに乗車する際に現金の支払いや定期券の提示等をすることなく、顔認証で乗車代金の決済が可能となる。なお実証実験には、パナソニックの顔認証技術を活用し、ジョルダンによる決済・チケット管理のシステム「JorudanStyle3.1」を導入する。
また2021年夏頃には、同エリア内を走行する新交通システム「山万ユーカリが丘線」の改札においても、事前の切符購入や定期券の読み取りをすることなく顔認証にて決済する実証実験の開始を予定。バスと鉄道という異なる公共交通機関において、顔認証乗車システムで決済という同一の仕組みによる乗車代金の決済を可能とすることで、「ユーカリが丘版MsaS」実現を目指す。
「顔認証乗車システム実証実験」概要
– 実証実験期間:2021年5月10日~6月30日(予定)
– 対象路線:ユーカリが丘コミュニティバス1系統/2系統/3系統/101系統/102・103系統
– 対象券種:普通乗車券、定期券
– モニター数:約100名