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JFEスチールとJFEコンテイナーは、水素ステーション施設用の〝タイプ2蓄圧器〟を日本国内に於いて初めて商品化した。そしてこの程、同タイプ2の蓄圧器が愛知県の豊田豊栄水素ステーションで初採用、12月25日から運用され始めた。
開発した容器構造はJFEコンテイナーが設計。これを基にJFEスチール製の鋼管から製造した鋼製ライナの胴部に、三菱ケミカル製の炭素繊維を巻きつけたもの。
耐圧性能を鉄と炭素繊維で分担し、高圧力範囲で長寿命化を実現した。形状はシンプルなストレート型で、〝ライナの製造と炭素繊維の巻きつけ工程の簡略化〟〝炭素繊維の使用量減による製造コストの低減〟また〝大口径を活かしたメンテナンスの簡易化〟が可能になった。
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同社によると、このタイプ2蓄圧器は使用可能圧力範囲が広く、一度にFCV(燃料電池車)に多量の水素を供給できる特長がある。その能力は、燃料電池バスや給水素台数が多いステーション施設で役立つため、今後FCVの普及が進むことにつれ、ニーズが拡大していくことに期待しているという。
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対して極厚シームレス鋼管を用いて製造したタイプ1蓄圧器は、前出のタイプ2と比較すると圧力範囲は狭くなる。しかし小規模ステーションや、低コスト性が求められるステーション施設での採用が見込めるため、こちらも実適用化をさらに進めていく構えだ。