YE DIGITALは8月30日、同社と西鉄エム・テックが提供するスマートバス停が、福岡県みやま市で本格導入をされたコミュニティバス「みやま市自動運転サービス」と連携を行う実証実験を2021年9月より開始すると発表した。
スマートバス停とは、デジタルサイネージにバスの運行時刻表や運行系統図を表示することに加えて、その他の告知文や広告などを遠隔で更新し表示できるバス停。
豊富な情報配信が可能なモデルや、情報量を絞ることで消費電力を抑えてソーラーパネルを使用したエコモデル、乾電池駆動により様々な気象条件下でも電源供給なしで稼働できる「楽々モデル」など、様々なタイプを開発・販売している。
今回、実証実験を開始する「自動運転サービスとの連携」が社会実装されることで、公共交通サービスの更なる効率的な提供が可能となり、疲弊するバス事業者に対し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による大幅な業務改善効果が期待出来るという。
なお、スマートバス停と自動運転を利用したコミュニティバスの連携は、全国初の取り組みとなる。
■「みやま市自動運転サービス」とスマートバス停の連携ポイント
・自動運転サービスの停留所「ルフラン」において紙運用の運行時刻表を、スマートバス停で電子化、遠隔配信する。
・自動運転サービスの「運休情報」や「お知らせ」などを、スマートバス停で遠隔配信する。
・QRコードをスマートバス停で遠隔配信。運行情報案内や各種情報ソースとの円滑なアクセス環境を提供する。
■実証内容
– スマートバス停と連携した実証実験期間
2021年9月7日~凡そ半年間
– スマートバス停の設置場所
山川線(Aコープ山川店~ルフラン)設置バス停1箇所 ※ルフランバス停
– 今回導入するスマートバス停
楽々モデル(Type-D:電子ペーパー採用スマートバス停)
・乾電池駆動により、様々な気象条件下(日の当たらないバス停含む)でも電源供給不要。
・13.3インチ電子ペーパー採用により省エネと視認性の両立を実現。
・既存ポールや壁面に専用金具で取り付けるのみ、大がかりな取り付け工事は不要(作業時間約30分)。