キャンピングカーは1月21日、新型コロナウイルスワクチン接種を実施する医療機関やワクチン接種会場を管轄する自治体へ向けたメディカルキャンピングカーの貸出を同日より提供することを発表した。
同社は、日本最大級のキャンピングカーのレンタル事業「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)」の運営している。
Japan C.R.C.では、総合病院やクリニックなどの医療機関がクラスターにならないための取り組みとしてキャンピングカーを駐車場などの「院外」に設置し、発熱外来の一次診察施設やPCR検査施設として活用する取り組みを行ってきた。
また、刻一刻とかわるコロナ情勢では新型コロナウイルスワクチン接種の実行フェーズに移行しつつあるが、ワクチン接種の対応を整える医療機関・自治体へ更なる負担がかかる事が想定されている。
そこでJapanC.R.C.では、2月下旬からはじまる予定の新型コロナウイルスワクチン接種においても、新たなクラスターの発生を防止する取り組みとして病院・クリニックなどの医療機関や、接種会場を管轄する自治体に向けて「迅速」、「簡単」に設置する事ができる「新型コロナウイルスワクチン接種カー」としてキャンピングカーの貸出を開始する。
病院・クリニックなどの医療機関やワクチン接種会場への車両設置はもちろん、キャンピングカーは移動する事が可能なため、外出を伴うワクチン接種が困難な事情を抱えている人の自宅近くや入居施設(老人介護施設など)へ出張型でのワクチン接種を行う事も可能となる。
電源設備で様々な医療機器にも対応
キャンピングカーには電源を供給するサブバッテリーが搭載されており、車内でパソコンなど様々な電子機器を利用可能。また、車載装備のベンチレーター(換気扇)を回せば換気効果も高く、車両に備え付けのシェード(目隠し)を閉じる事でプライベート空間が確保されるので、周囲の目を気にすることなく車内でのワクチン接種が可能となる。
冬期の防寒対策にも
キャンピングカーにはエンジンを切った状態でも車内の暖房機能が使えるFFヒーターが搭載され、医療関係者、受検者共に、快適な空間でワクチン接種が可能となる。
全国の医療機関・自治体へ対応可能
Japan.C.R.C.は北海道から沖縄まで全国にキャンピングカーレンタル拠点を有し、全国の医療機関に対して迅速な対応が可能。 ※エリアによって貸出できる車両数に限りがある。
■メディカルキャンピングカー詳細
https://japan-crc.com/bosai/campingbed/