国際協力銀行(JBIC)は5月6日、エンケイのインド法人「ENKEI WHEELS (INDIA) LIMITED(以下、EKIN)」との間で、2日、融資金額2億5,200万インドルピー(JBIC分)(※1)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。
融資は、EKINが自動車部品の製造・販売事業の資金として、三井住友銀行と協調で実施されると云う。協調融資の総額は3億6,000万インドルピー。
エンケイは、1950年の設立以来、四輪・二輪自動車メーカー向けのアルミホイールの製造・販売を手掛け、2010年には、アジア市場における需要増加等に対応すべくEKINを設立。経済成長等を背景に四輪・二輪自動車市場の拡大が見込まれるインドに於いて、EKINを通じた事業拡大を企図していると云う。
JBICは、こうしたエンケイの海外事業展開を、インドルピー建ての融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献。今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、インド等の成長市場に於ける中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していくとしている。
※5月2日のインドルピー/円の為替レートは、1.7円。