JAF愛媛支部は7月20日、年間で最も気温が上昇するこれからの時期にあわせて、昨年度の子どもを車内に残したままのキー閉じこみ救援件数を公開した。
梅雨が明けると気温が上昇し、猛暑日がつづくことが予想される。また、夏休みは子どもと外出する機会も多くなるため、車内熱中症に特に注意が必要だ。
2020年4月1日~2021年3月31日の1年間、JAF愛媛支部が出動した「キー閉じこみ」の救援1,591件のうち、子どもが車内に残されたままであったケースは43件あった。その中には、「車から短時間離れる要件があり、車中の子どもにおもちゃ替わりにリモコンキーを持たせていたら、ロックボタンを押してしまった」「車内に寝かせていた子どもが起きて伝い歩きしながらドアロックボタンを押してしまった」というものもあった。
JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35℃の炎天下に駐車した車内の熱中症指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達した。また、車を日陰に駐車していたとしてもその車内温度の差はわずか7℃で、駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は注意が必要だとしている。