過去のJAFリンピックの様子
JAF中部本部は1月19日、JAF中部本部にてタイヤトラブル作業技術を競う中部本部大会を開催すると発表した。
JAF社内では、この大会を「JAF(ジャフ)リンピック」と称し、JAFのロードサービス隊員たちが安全・安心・迅速な作業を競い、全国どこでも均質で高品質なサービスを提供できるよう、知識・技術の向上を目的として開催している。
2020年度年間の高速道路でのロードサービス出動理由第1位は「タイヤトラブル(パンク、バースト、エアー圧不足)」で、これは一般道路におけるタイヤトラブルが全体の18%なのに対し、高速道路は39%と2倍の出動となる。
JAFでは、タイヤトラブルへの対応としてスペアタイヤへの交換、エアー補充、タイヤの応急修理(修理可能な場合のみ)をおこなう。最近はスペアタイヤを積んでいない車も多く、今後も救援要請の増加が見込まれるため今回の競技会のテーマとした。
競技会の内容競技には、中部7支部(愛知・岐阜・三重・静岡・富山・石川・福井)の各支部から、接客力、技術力に優れた隊員8名が6種類の競技に挑み、その合計点数が高い者が中部ナンバーワン隊員となる。
■競技内容
①タイヤ交換作業
ギア・パーキングの確認、輪止め設置、タイヤ交換まで一連作業の時間を競う。
②パンク応急修理
異物の大きさや角度の見極め、修理後の処理など多くの作業工程について、時間、正確さ、仕上がりで競う。
③トルクチャレンジ
様々なトルク値に対して、電動インパクトレンチなどで決められたトルク値になるよう締め付けをおこなう。感覚の確実性を高め作業時間の短縮につなげる。
④タイヤチェーン装脱着タイムアタック
作業手順と時間を競い、危険な路上滞在時間を減らし安全につなげる。
⑤工具・資機材点検タイムアタック
車両に搭載された工具や資機材の異常を早期に発見することで事故を未然に防ぎ、早い点検で出動時間を短縮しCS向上につなげる。
⑥タイヤに係る学科問題
業務に必要なノウハウや、全体の作業品質など一定化を図る。また、あらためて交通法規を学び知ることで、今まで以上に交通安全意識を向上させる。
■JAF(ジャフ)リンピック 実施概要
日時:1月25日(火)9:00~13:20
場所:JAF中部本部(名古屋市昭和区福江3-7-56)