JAFは9月10日、介助犬の育成に関する各種活動のためのクラウドファンディングの支援金贈呈式を開催したと発表した。
JAFは「街をゆく全てのクルマが思いやりをもって運転すれば、より安全な交通社会が成り立つはず」という想いを込め「思いやりティドライブ」キャンペーンを展開している。
交通社会を構成している自動車や歩行者、自転車、身体が不自由な人々と、その人々を支えるパートナーである”介助犬”もその一員。その使用者の方々や介助犬にとっても安全・安心な交通社会をつくるため、多くの人に理解を深めてもらうとともにその育成に寄与したいと考え、JAFとして初めてクライドファンディングを実施し、介助犬育成のために活動した。
約2カ月半という期間で趣旨に賛同した707名から支援を受け、目標としていた1,000万円を超える1,023万円を達成。その支援金をクラウドファンディングのパートナーである社会福祉法人日本介助犬協会に寄付する贈呈式を8月31日にオンラインで開催した。
贈呈式では日本介助犬協会から介助犬育成のために使用されている施設(シンシアの丘・愛知県長久手市)のオンラインツアーが実施され、どのような場所で支援金が使用されるのかが紹介された。また、支援金はその他以下の用途で使用される予定だとしている。
① 繁殖犬の飼育、交配、出産に関わる費用
② 子犬の飼育、社会化、パピーホームボランティア指導に関わる費用
③ 訓練犬の飼育、訓練に関わる費用
④ 介助犬の理解を広めるための啓発活動に関わる費用
⑤ 介助犬希望者との合同訓練に関わる費用