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2019年10月29日【アフター市場】

伊藤忠、「ほけんの窓口」を連結子会社化

NEXT MOBILITY編集部

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伊藤忠商事は、来店型保険ショップ事業を展開するほけんの窓口グループ社(以下、ほけんの窓口)の発行済株式を追加取得して持分比率を57.7%とし、連結子会社化した。

伊藤忠は、2014年6月のほけんの窓口との資本・業務提携以降、同社の株式を既存株主から段階的に取得。今回、発行済株式を追加取得して連結子会社とした。

 

ほけんの窓口は、店舗に来店する個人顧客向けに生命保険や損害保険を販売する来店型保険ショップ事業を展開しており、全国約740の店舗網と、独自の社員教育システムに支えられたコンサルティングサービスを強みとする業界最大手。

 

保険会社による直接販売が主流だった生命保険流通市場で、「お客さまにとって最優の会社」を経営理念に掲げ、多数の中から特定の保険会社・保険商品に偏ることなく、各々の客にとって最適な商品を選ぶ事に注力して事業を展開。「安心の輪(※1)」や「3+①(※2)」といった独自の契約後のアフターサポートも提供している。

 

その結果、現在(2019年6月末時)では、提携先の保険会社42社が提供する257商品を取り扱い、業界トップとなる224万件の契約数(直営店415店舗のみ)を有し、契約継続率(契約から3年後の継続率)も約93%と高い水準を維持。

 

また、来店型保険ショップランキング第1位(オリコン顧客満足度ランキング)、保険ショップとして初のポーター賞(※3)受賞など、第三者からの評価も得ている。

 

伊藤忠は今後、国内外のネットワークやグループとのシナジーを活かし、ほけんの窓口の顧客接点の多様化や新たなサービスの創出に貢献し、さらなる事業成長を目指していくとしている。

 

 

※1)安心の輪:一人ひとりの客にふさわしい安心の備えをチャートでわかりやく説明し、様々なリスクに対する備えを提案、かつ保険の抜け漏れを防止する。

※2)3+①:契約後に証券が届いたタイミングで再度契約内容を説明し、契約内容を十分理解してもらう取り組み。「3」は、おおよその保険相談回数。「+①」は、改めて保険証券を基に契約内容を確認する回数。

※3)ポーター賞:一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻により2001年7月に創設された賞。製品、プロセス、経営手腕においてイノベーションを起こし、これを土台として独自性がある戦略を実行し、その結果として業界において高い収益性を達成・維持している企業に贈られる。名前は、ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授に由来。

 

 

[ほけんの窓口の概要]

 

– 会社名:ほけんの窓口グループ株式会社
– 代表者:代表取締役会長兼社長 窪田泰彦
– 本社所在地:東京都千代田区丸の内
– 設立年月日:1995年4月
– 資本金:10億2,450万円
– 営業収益:420億円(2019年6月期)
– 人員数:約3,300名
– 店舗数:742店舗(直営:415店舗/パートナー店舗:247店舗/提携銀行店舗80店舗)

 

 

■ほけんの窓口:https://www.hokennomadoguchi.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。