電脳交通は2月14日、京都エムケイの車両630台にクラウド型タクシー配車システム「電脳交通®」を今春導入し、運行を開始すると発表した。
日本全国にタクシー事業を展開する業界大手のエムケイは、札幌での導入を皮切りに、電脳交通の配車システム「電脳交通®」を活用し固定費の3分の1を削減すると同時に、自動配車機能やリモート配車機能の活用によって配車スタッフのリモートワークなど大幅な業務改善や働き方改革の成果を上げてきた。
より全社的な固定費削減と業務改善に取り組むため、既に導入済の札幌・名古屋・滋賀の各支社に加え、グループ本社拠点でグループ内最大保有車両数を誇る京都エムケイ630台の車両でも今春運行が開始されることとなった。
■IVR(自動音声応答)で配車業務をさらに効率化
電脳交通の配車システムでは、配車依頼や顧客からの問合せをIVR(Interactive Voice Response:自動音声応答システム)によって振り分け、顧客サービスの向上とオペレーターの業務負担軽減・業務効率化に寄与する機能を提供開始した。今回京都で運行開始するエムケイでも導入される。
<電脳交通の配車システムにおけるIVR機能の特徴>
(1)顧客からの配車依頼を迎車地点を自動音声で案内することで、過去に利用したことのある乗客の2回目以降の配車依頼を迅速かつオペレーター対応不要で完了する
(2)配車中の顧客が電話をかけてきた際、あと何分で車両が到着するかを自動音声で案内するため、顧客の満足度向上と顧客対応の手間軽減を同時に実現
※①②どちらか1つの機能のみ使用することも可能。