IDOMは5月15日、中古車売買に有用なデータを提供し、中古車相場と市場動向を解説する新たなオウンドメディア(Owned Media)の「リセールバリュー総合研究所」( リセバ総研 )を公開した。
リセバ総研は、IDOMが運営する「ガリバー」が持つ年間約45万件を超えるクルマの買取価格査定データに基づき、中古車売買係るリセールバリューなどの有用なデータを提供する。
リセールバリューとは『再販の価値』を指す言葉で、「このクルマは中古車としてどのくらいの価値があるのか?」という指標として自動車業界を中心に広く使われる。リセバ総研では、中古車のリセールバリューを赤裸々に、判り易く公開するだけでなく、「中古車のリセールバリュー」について、自動車業界外の専門家やプロフェッショナルによる多角的な視点で調査や分析を行い、その成果を公表していくという。
IDOMがリセバ総研立ち上げた背景は、現在、自動車業界が変動期を迎えていることにある。例えば半導体不足や原材料価格の高騰の影響で新車価格が上昇、納車までの期間も長期化していた時期もあった。
他にも海外での中古車需要が旺盛で中古車輸出も増加し、中古車の流通価格も高騰しているという背景もある。
そのような要素から、購入者の負担増が避けられない状況となってきたことから、「中古車相場や市場動向の”いま”を解説することで、賢い中古車選びをサポートし、中古車選びを楽しんで貰えるような情報提供をしていきたい」としている。そうした結果として自社ブランドの向上と事業拡大を視野に据えている。
リセバ総研の主なコンテンツは以下の通り
(1).主要車種の買取価格相場を公開
車種、年式、走行距離、状態などを選択することで、その車の現在のリセールバリューを調べることができる。また年間約45万件を超えるクルマ買取の査定結果データを基に、さまざまな切り口で集計結果を定期的に公開する。
(2).リセールバリューランキング
人気車種や注目車種のリセールバリューをランキング形式で公開。賢い中古車選びの参考を提案する。
(3).専門家による解説
自動車業界の専門家やファイナンシャルプランナーによる、中古車市場の動向やリセールバリュー、賢い自動車の買い方、乗り換え方に関する解説記事を掲載する。
(4).リセールバリュー向上のための個別車種の情報コラム
各メーカーの人気車種、リセールバリューの高い個別車種について解説した記事を掲載する。
(5).アンケート調査コンテンツ
中古車に関する世間の意識や動向のアンケートを行い、調査結果を発表する。