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2024年5月15日【アフター市場】

IDOM、中古車相場専門のオウンドメディアを公開

坂上 賢治

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IDOMは5月15日、中古車売買に有用なデータを提供し、中古車相場と市場動向を解説する新たなオウンドメディア(Owned Media)の「リセールバリュー総合研究所」( リセバ総研 )を公開した。

リセバ総研は、IDOMが運営する「ガリバー」が持つ年間約45万件を超えるクルマの買取価格査定データに基づき、中古車売買係るリセールバリューなどの有用なデータを提供する。

 

リセールバリューとは『再販の価値』を指す言葉で、「このクルマは中古車としてどのくらいの価値があるのか?」という指標として自動車業界を中心に広く使われる。リセバ総研では、中古車のリセールバリューを赤裸々に、判り易く公開するだけでなく、「中古車のリセールバリュー」について、自動車業界外の専門家やプロフェッショナルによる多角的な視点で調査や分析を行い、その成果を公表していくという。

 

IDOMがリセバ総研立ち上げた背景は、現在、自動車業界が変動期を迎えていることにある。例えば半導体不足や原材料価格の高騰の影響で新車価格が上昇、納車までの期間も長期化していた時期もあった。

 

他にも海外での中古車需要が旺盛で中古車輸出も増加し、中古車の流通価格も高騰しているという背景もある。

 

そのような要素から、購入者の負担増が避けられない状況となってきたことから、「中古車相場や市場動向の”いま”を解説することで、賢い中古車選びをサポートし、中古車選びを楽しんで貰えるような情報提供をしていきたい」としている。そうした結果として自社ブランドの向上と事業拡大を視野に据えている。

 

リセバ総研の主なコンテンツは以下の通り

 

(1).主要車種の買取価格相場を公開
車種、年式、走行距離、状態などを選択することで、その車の現在のリセールバリューを調べることができる。また年間約45万件を超えるクルマ買取の査定結果データを基に、さまざまな切り口で集計結果を定期的に公開する。

 

(2).リセールバリューランキング
人気車種や注目車種のリセールバリューをランキング形式で公開。賢い中古車選びの参考を提案する。

 

(3).専門家による解説
自動車業界の専門家やファイナンシャルプランナーによる、中古車市場の動向やリセールバリュー、賢い自動車の買い方、乗り換え方に関する解説記事を掲載する。

 

(4).リセールバリュー向上のための個別車種の情報コラム
各メーカーの人気車種、リセールバリューの高い個別車種について解説した記事を掲載する。

 

(5).アンケート調査コンテンツ
中古車に関する世間の意識や動向のアンケートを行い、調査結果を発表する。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。