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2024年9月30日【アフター市場】

IDOM、ナルネットと車両管理/整備サービスで協業

坂上 賢治

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IDOM CaaS Technology(ICT)とナルネットコミュニケーションズは9月30日、両社が業務提携を締結したことを発表した。その具体的内容はICTが展開するカーリースおよびレンタカーのサービス(ノレル/ノレルGO)に対し、ナルネットコミュニケーションズは車両管理サービスと整備メンテナンスネットワークを提供するというもの。

 

ナルネットコミュニケーションズが持つ豊富な整備データと全国約11,700箇所の整備工場ネットワークにより、車両の寿命を伸ばし、1台を長く使うことで地球環境への貢献が期待できる。

ICTは、中古車販売/買取の「ガリバー」を全国展開するIDOMの関連会社で、カーリース/レンタカー/カーローンなどのCaaS(Car as a Service)を展開している。

 

今回、ナルネットコミュニケーションズが車両管理サービスと整備メンテナンスをサポートする対象は、月額カーライフサービス「ノレル」 と、審査なし、かつクルマに関わる手間をかけずに乗ることができる「ノレルGO」のリースおよびレンタカー車両。

 

ICTは、独自の与信育成モデルやAIを活用した残価予測ロジックを開発し、低予算の方や支払い能力 (与信)の少ない対象者に向けて自動車利用の裾野を広げる事業を展開。その一環の「ノレル」と「ノレルGO」は、今後急成長が見込まれるサービスで、その車両メ ンテナンスの一部をナルネットコミュニケーションが担う。

 

両社は、既に昨年からICTが展開する新車リース(ノレル)の車検や車両管理について協業、今回の協業範囲の拡大によって、そこに中古車リース(ノレル)とマンスリーレンタカー(ノレル GO)が加わる。これにより、ナルネットコミュニケーションズの管理台数は3,000台〜10,000台の増加を見込んでいる。

 

加えて両社は、将来的には専用メンテナンスパックの企画・運用、車両ワランティの付与などを視野に 入れ、より広い分野での協業についても協議中。また顧客自身が整備工場に行かずとも車両の整備を実現できるユーザーフレンドリーな体験の実現 や、整備点検記録の英語化による海外輸出の際の付加価値向上、整備履歴データの車両残価への反映など、新しいアイデアについても検討を進めている。

 

社名:株式会社IDOM CaaS Technology
設立:2020年4月22日
本社:東京都渋谷区神南一丁目19番4号
代表者:代表取締役社長 山畑直樹
資本金:17.65億円(資本準備金を含む)
事業内容:CaaS事業(カーリース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業)
URL:https://idomcaastechnology.co.jp

 

社名:株式会社ナルネットコミュニケーションズ
設立:2019年7月18日(1978年設立の旧法人は2022年に現法人に統合)
本社:愛知県春日井市下市場町5丁目1番地16
代表者:代表取締役社長 鈴木隆志
資本金:76百万円
社員数:241人(2024年3月末日現在)
URL:https://www.nal-mt.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。