IDOM CaaS Technology(ICT)とナルネットコミュニケーションズは9月30日、両社が業務提携を締結したことを発表した。その具体的内容はICTが展開するカーリースおよびレンタカーのサービス(ノレル/ノレルGO)に対し、ナルネットコミュニケーションズは車両管理サービスと整備メンテナンスネットワークを提供するというもの。
ナルネットコミュニケーションズが持つ豊富な整備データと全国約11,700箇所の整備工場ネットワークにより、車両の寿命を伸ばし、1台を長く使うことで地球環境への貢献が期待できる。
ICTは、中古車販売/買取の「ガリバー」を全国展開するIDOMの関連会社で、カーリース/レンタカー/カーローンなどのCaaS(Car as a Service)を展開している。
今回、ナルネットコミュニケーションズが車両管理サービスと整備メンテナンスをサポートする対象は、月額カーライフサービス「ノレル」 と、審査なし、かつクルマに関わる手間をかけずに乗ることができる「ノレルGO」のリースおよびレンタカー車両。
ICTは、独自の与信育成モデルやAIを活用した残価予測ロジックを開発し、低予算の方や支払い能力 (与信)の少ない対象者に向けて自動車利用の裾野を広げる事業を展開。その一環の「ノレル」と「ノレルGO」は、今後急成長が見込まれるサービスで、その車両メ ンテナンスの一部をナルネットコミュニケーションが担う。
両社は、既に昨年からICTが展開する新車リース(ノレル)の車検や車両管理について協業、今回の協業範囲の拡大によって、そこに中古車リース(ノレル)とマンスリーレンタカー(ノレル GO)が加わる。これにより、ナルネットコミュニケーションズの管理台数は3,000台〜10,000台の増加を見込んでいる。
加えて両社は、将来的には専用メンテナンスパックの企画・運用、車両ワランティの付与などを視野に 入れ、より広い分野での協業についても協議中。また顧客自身が整備工場に行かずとも車両の整備を実現できるユーザーフレンドリーな体験の実現 や、整備点検記録の英語化による海外輸出の際の付加価値向上、整備履歴データの車両残価への反映など、新しいアイデアについても検討を進めている。
社名:株式会社IDOM CaaS Technology
設立:2020年4月22日
本社:東京都渋谷区神南一丁目19番4号
代表者:代表取締役社長 山畑直樹
資本金:17.65億円(資本準備金を含む)
事業内容:CaaS事業(カーリース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業)
URL:https://idomcaastechnology.co.jp
社名:株式会社ナルネットコミュニケーションズ
設立:2019年7月18日(1978年設立の旧法人は2022年に現法人に統合)
本社:愛知県春日井市下市場町5丁目1番地16
代表者:代表取締役社長 鈴木隆志
資本金:76百万円
社員数:241人(2024年3月末日現在)
URL:https://www.nal-mt.co.jp/