IDOM CaaS Technology(ICT/イドム カース テクノロジー)とスマートドライブは8月5日、自動車ユーザーの車両走行データを活用して新しい「マイ・カーライフ」の促進を目的とする協業を開始する。
このICTとは、”CaaS(Car as a Service)”事業の新たな価値の提供を目指して、2020年4月にIDOMから分社化・設立された企業。その主業務は、IDOMが保有する車両取引データや車両運用ノウハウを背景に与信業務を担い、IDOMを利用するマイカー所有者に対して、高精度な残価予測モデルを駆使して顧客の柔軟かつ快適なカーライフをサポートする役割を担う。
対してスマートドライブは「移動の進化を後押しする」をビジョンに掲げ、移動にまつわる様々なモビリティサービスを提供。営業車両をリアルタイム管理するクラウド型車両管理システム「SmartDrive Fleet」を介して法人車両運用の効率化、安全運転の促進を支援している。
今回、このICTとスマートドライブが協業した背景は、モビリティ業界が100年に1度と言われる変革期を迎えるなかで、社会情勢の変化、生活環境の不安定化、金銭面での不安などから、個人がマイカーを所有するハードルの高さが浮彫りとなっていることがある。
そこで今取り組みは、中古車販売大手ガリバーが始動させた「乗りたいを叶える。乗れないをなくす」をミッションとする「ノレル(NOREL)」事業と、移動データの分析を担うスマートドライブが協業。ノレルの利用者に対して手軽かつフレキシブルなマイ・カーライフを下支えする。
より具体的にはクルマのサブスクを筆頭とするCaaS(Car as a Service) サービスの提供過程で、顧客が利用するカーリース/レンタカーの走行データをスマートドライブが収集・分析。車両の安全運転実績に応じた与信優遇を行うなど、カーファイナンス分野での独自サービスを提供。両社は、このようなクルマの貸し手も借り手もメリットが得られる協業スキームをつくり出すことで、予てよりノレルが掲げてきた事業ミッションを支える。
結果、「ノレル」の利用ユーザーが大事にクルマに乗ることでが得をする仕組みを構築。例えば、その一例としては、独自の与信審査技術を介してオートローン、カーリースの信販審査で否認される事態を回避。運転傾向データを用いて与信事業の独自性を高めていく構えだ。
両社は今回の協業について、両社の強みを活かしドライバーの運転傾向データを活用することで、より自由で豊かなカーライフの実現に向かって、更なるサービス開発を推し進めていくと述べている。
株式会社IDOM CaaS Technology
設立 : 2020年4月22日
代表取締役社長 : 山畑 直樹
所在地 : 東京都千代田区大手町2丁目7-1 TOKIWAブリッジ7階
URL : https://idomcaastechnology.co.jp/
株式会社スマートドライブ
設立 : 2013年 10月
代表取締役 : 北川 烈
所在地 : 東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー12階
URL : https://smartdrive.co.jp/