ホンダが、平成30年1月25日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、「CLARITY」、対象台数は、計205台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
本田技研工業株式会社 取締役社長 八郷 隆弘
[不具合の部位(部品名)]
電動機用制御装置(燃料電池制御コンピュータ)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
燃料電池制御コンピュータ(FC‐ECU)において、燃料電池スタックの故障検知プログラムが不適切なため、高電圧バッテリが満充電時の燃料電池スタックのセル電圧低下を燃料電池スタック劣化と誤検知することがある。そのため、警告灯、警告表示が点灯し、燃料電池システムが停止して、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。
[不具合件数]
3件
[事故の有無]
無し
[発見の動機]
市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、燃料電池スタックの故障検知プログラムを対策プログラムに書き換える。
[対象車種]
計1車種・1型式
●リコール対象車・通称名
「CLARITY」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:使用者を全て把握していることから、周知のため の措置はとらない。
・対策実施車両:改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNO.4184のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成 27 年 12 月 17 日~平成 29 年 8 月 3 日
[リコール対象車の台数]
計205台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001218773.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):