日野自動車とグループ会社のモビロッツ(MOBILOTS)は、コネクティッド技術を活用した「ICT予防整備モニタリングサービス」のトライアルを、10月から順次開始する。今後、各種評価・検証を行いながら、正式サービスとして展開を目指す。
ICT予防整備モニタリングサービスは、日野が全国販売会社と進めているコネクティッド技術を活用した予防整備提案に、モビロッツが提供するメンテナンスサービスを組み合わせたもの。
車両から収集した各種データを基に将来の車両不調に繋がる予兆をモニタリングし、不調が発生する前に予防整備を実施することで、車両の予期せぬ稼働停止に繋がる突発的な不調を低減、稼働時間の最大化に貢献すると云う。
<新サービスの特徴>
・ 突発不調リスク低減・トータル整備時間短縮(車両のアップタイム向上・ダウンタイム削減)。
・毎月定額のメンテナンス料で、日野のコネクティッド技術を活用した予防整備が可能。
・ 車両に関する各種追加コストの低減(臨時整備費用等)。
日野は、顧客ごとに「最高にカスタマイズされたトータルサポート」の実現に向け、2017年以降に発売した日野プロフィア・日野レンジャー・日野セレガ、2019年以降に発売した日野デュトロ(一部車型を除く)に、通信端末を搭載。取得した車両情報を活用したICTサービス「HINO CONNECT」をはじめ、各種サービスの展開を進めている。
一方、昨年10月1日に営業開始したモビロッツは、トラックやバス等、商用車の車両導入時のファイナンスメニュー(リース・割賦)および、車両管理や車両整備を含むメンテナンスサービスを提供している。
日野とモビロッツは、今後も様々な取り組みを通じ、多様化するニーズや課題に合わせた「最高にカスタマイズされたトータルサポート」を提供していくことで、車両の安定稼働を支えるとともに、顧客のビジネスの持続的な成長に貢献できるよう取り組んでいくとしている。
[モビロッツ概要]
– 会社名:MOBILOTS株式会社
– 設立:2019年1月29日
– 本店:東京都新宿区西新宿1丁目25番1号
– 資本金:75億円
– 株主:
トヨタファイナンス株式会社:50.1%
住友三井オートサービス株式会社:33.4%
日野自動車株式会社:16.5%
– 社員数:約160名
– 事業内容:
1.トラック・バス他各種車両のリース・割賦販売
2.トラック・バス他各種車両の整備修理、検査、点検に関する業務
3.中古の自動車・車両の売買
4.金融業務
5.損害保険代理店業務
6.上記1〜5に関連する一切の業務
■MOBILOTS:https://www.mobilots.co.jp/