日野自動車は、後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」の取扱いを、1月31日から全国の販売会社で開始する。
日野は「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、業界に先駆けて安全性能の向上に努めてきたと云う。
同社の車両には、すでにPCS(Pre Crash Safety:衝突被害軽減ブレーキ)が、大型・中型・小型トラックおよび大型観光バスで、標準装備。
そして今回、既販車への安全装備充実の一環として、1月31日から、全国販売会社で「モービルアイ」の取扱いを開始。より多くのユーザーに日野車を安全・安心に使ってもらいたいとしている。
「モービルアイ」(製造:Mobileye、日本販売代理店:ジャパン・トゥエンティワン)は、車両のフロントガラスに取り付けたカメラによって、前方車両や歩行者、車線を検知し、アイコン表示と警報音でドライバーに危険を知らせる装置で、追突や車線逸脱による事故を防ぐことに貢献する。
※動作例:車間警報
前方車両までの距離を自車の秒速で割った車間秒数をリアルタイムでアイコン表示。
車間秒数が短くなると、警報音とアイコンでドライバーに注意喚起。
同社はまた、安全装備を充実させる一方で、ユーザーへのトータルサポートの一環として、ドライバーへの安全運転講習も積極的に展開。
2005年6月には、日本で初となる自動車メーカー直営の常設型講習施設「お客様テクニカルセンター」(所在:東京都羽村市)を開設。
2013年の施設拡充による受け入れ能力の向上を経て、これまでに累計8万人を超える人々へ安全・省燃費に関する運転講習を提供してきたとしている。
日野自動車は、引き続き、先進技術の積極的な開発に努めるとともに、新車のみならず既販車への安全装備も充実させるとコメントしている。
さらに、「お客様テクニカルセンター」での運転講習の提供も含め、車両のライフサイクルを通じて多様なニーズにきめ細かく対応する「トータルサポート」を一層強化し、より多くの顧客のビジネスを支えていきたいとしている。