韓国のハンコックタイヤは、ヨーロッパで開催されるモータースポーツ競技「ドイツツーリングカーマスターズ(Deutsche Tourenwagen Masters / DTM)」へのレーシングタイヤの独占供給契約を、本来の契約期間より1年長い4年で再契約した。
これにより、ハンコックタイヤは、DTMに2023年までレーシングタイヤを供給することとなった。
DTMは、BMWやAUDIなどの自動車メーカーが、市販車ベースのツーリングカーで競技を行うモータースポーツで、今年から非ドイツ車メーカーのASTON MARTINが初参戦。
また、今シーズンから採用された新規エンジン規定により、使用するマシンは2リッター4気筒ターボエンジンの搭載が条件に。従来の8気筒エンジンに比べて、出力が100馬力以上上昇し、タイヤにおいても、最大限に性能を発揮する為の技術が求められることとなった。
ハンコックタイヤは、1992年国内初のレーシングタイヤZ2000の開発を皮切りにグロバールタイヤメーカーとして、2011年からDTMにタイヤを供給。
今後、その名を強固な物にしていき、全世界のレーシングマーケットを拡大すると共に常に最前線で活躍してきたいとしている。
なお、5月3日にドイツのホッケンハイムサーキットで開催された開幕戦「2019 DTM」は、現在ベルギーとイタリアで3ラウンドまで進行。今後はドイツ、オランダ、イギリスなどヨーロッパ各地を巡回し、計9ラウンドが行われる予定だ。