ジーエス・ユアサ バッテリー(GYB)は9月19日、自家用乗用車に対応する高性能バッテリーの「ECO.R HIGH CLASS(エコアール・ハイクラス)」と「ECO.R STANDARD(エコアール・スタンダード)」を統合し、「ECO.R EC(エコアール・イーシー)」シリーズとして、10月からリニューアル発売すると発表した。価格はオープン。
同シリーズの前身である「ECO.R」は、自動車用バッテリー業界の先陣を切って2001年に環境配慮型バッテリーとしてリサイクル素材が積極的に採用されたほか、2007年にはいち早く充電制御車に対応したバッテリーとして販売されてきた。
今回のリニューアルでは、パッケージの意匠がECO.Rシリーズとして統一されると共に、セミフラット形状の液口栓の採用により、雨水等が電池天面から侵入しにくくなった。
<ECO.R ECシリーズの概要>
– 特長:
(1)従来の特長を継承(以下2~5)し、グリーン調達、環境に配慮した工場で製造。
(2)クイックチャージ性能130%(※1):短時間で素早い充電が可能。充電制御車対応、チョイ乗り使用でも安心。
(3)耐サルフェーション性能200%(※2):バッテリー劣化の一因であるサルフェーション現象(※3)を抑制。
(4)高温耐久性能130%(※2):高温環境での使用によるバッテリー劣化を抑制。
(5)環境に配慮した設計:蓋と電槽に再生樹脂を使用。
(6)セミフラット液栓の採用:セミフラット形状の液口栓を採用し、雨水等が電池天面から侵入しにくい設計(今回のリニューアルで追加)。
※1:同社の標準品40B19タイプとEC-40B19タイプとの比較。GSユアサの独自試験。実走行ではない。
※2:従来品であるECT-60B24タイプとEC-70B24タイプとの比較。GSユアサの独自試験。実走行ではない。
※3:放電生成物である硫酸鉛が結晶化することで充電反応ができなくなり、電気を取り出しにくくなる現象。チョイ乗り使用で充電不足状態が続いたり、車両の使用頻度が少なく長時間放電された状態が続いたりすると発生しやすくなる。
– 製品補償期間:36カ月または6万km(購入後、どちらか早く到達するまで)
– 発売年月:2024年10月
– メーカー希望小売価格:オープン価格
– 型式一覧:
GYBはこれからも、時代によって移り変わる自動車用バッテリーへの期待や要望に、高い技術力で応え、安心・安全なカーライフに貢献していくとしている。
[問い合わせ先]
株式会社 ジーエス・ユアサ バッテリー 営業企画部
電話:03-5402-5733