ジーエス・ユアサ バッテリー (以下、GYB)は4月25日、トヨタ系ハイブリッド車(HV)に対応する補機用VRLAバッテリー(※1)「ECO.R HV (エコ.アール ハイブリッド)」シリーズを、6月にリニューアル発売すると発表した。
HVには、駆動用メインバッテリーのニッケル水素/リチウムイオン電池と、システムの起動などを担う補機用の鉛蓄電池の2種類のバッテリーが搭載されている。
GYBの補機用VRLAバッテリーは、トヨタ製ハイブリッド車の多くに新車搭載部品として採用されているが、同社では、これに対応する補修用バッテリーを発売し、補修需要にも対応してきた。
今回のリニューアルでは、ラインアップ5サイズのうち、〝B20〟と〝B24〟2サイズ(L/R 計4型式)の性能ランク(※2)を向上。これにより、突然のバッテリー上がりの可能性を低減し、車両の起動不能のリスクに備える。
[ECO.RHVシリーズの概要]
– 発売日:2024年6月
– メーカー希望小売価格:オープン価格
– 製品補償期間:36カ月または6万km(購入後、どちらか早く到達するまで)。
<特徴>
(1)高い性能ランク
〝B20〟と〝B24〟サイズの性能ランクを従来品より向上。突然のバッテリー上がりの不安を軽減。
・S34B20R/L→S42B20R/L
・S46B24R/L→S55B24R/L
(2)補水・液量チェックが不要
・VRLAバッテリーの採用により、トランクルームや後部座席下などの車室内搭載に対応。
<型式一覧>
GYBはこれからも、時代によって移り変わる自動車用バッテリーへの期待や要望に高い技術力で応えることで、安心・安全なカーライフに貢献していきたいとしている。
※1:補水・液量チェックが全く不要で、酸素や水素ガスの発生が少なく、酸素ガスをマイナス極板で吸収するバッテリー。極細ガラス繊維のガラスマットで出来た特殊なセパレータに電解液を染み込ませることで、流動可能な電解液が少なく、耐漏液性に優れる。万一、過充電などが発生した場合は、バッテリー内部のガスを放出する構造になっている。
※2:バッテリーの総合性能(始動性能・容量)を表しており、数字が大きくなるほど性能が高い。
[問い合わせ先]
株式会社 ジーエス・ユアサ バッテリー 営業企画部
電話:03-5402-5733