ジーエス・ユアサバッテリー(GSユアサ)は6月から、充電制御車・従来車に対応したJIS(※1)規格の自動車エンジン始動用鉛バッテリー「ECO.R HIGH CLASS / STANDARD(エコ.アール ハイクラス / スタンダード)」を発売する。
価格はオープン。製品補償は36ヶ月または6万km、購入後どちらか早く到達するまで。
近年、充電制御による充電時間の短縮や、駐車中に稼動する電装品の増加により電気負荷が増大している他、エンジンのハイパワー化や地球温暖化の影響によって、エンジンルームが高温化。
また、日常の買い物や送迎などの短時間・短距離走行が中心の「チョイ乗り」使用が増えるなど、自動車用バッテリーを取り巻く環境は大きく変化、厳しい環境になっていると云う。
GSユアサでは、これらのバッテリーを取り巻く環境に対応するため、従来モデルから性能を大きく向上させた新シリーズを発売する。
[ECO.R HIGH CLASS / STANDARD概要]
<特長>
・クイックチャージ性能130%(※2)
短時間での素早い充電が可能。さらに、放電気味の使用状況での耐久性を向上し、充電制御車に適している。
・耐サルフェーション性能200%(※3)
バッテリー劣化の一因であるサルフェーション現象(※4)を抑制。
・高温耐久性能130%(※5)
エンジンルームの高温化に耐えうる、耐熱性に優れた「高温耐久性グリッド」を採用。高温環境での使用によるバッテリー劣化を抑制する。
・大容量 (ハイクラス)
週末しか乗らない車両や電装品が多い車両でもバッテリーが上がりにくいように、容量をアップした。
※1:Japanese Industrial Standards(日本工業規格)の略称。
※2:GSユアサ標準品40B19タイプとEC-40B19タイプとの比較。同社独自試験。実走行ではない。
※3:GSユアサ従来品のECT-60B24タイプとEC-70B24タイプとの比較。同社独自試験。実走行ではない。
※4:放電生成物である硫酸鉛が結晶化することで充電反応ができなくなり、電気を取り出しにくくなる現象。チョイ乗り使用で充電不足状態が続いたり、車両の使用頻度が少なく長時間放電された状態が続くと発生しやすくなる。
※5:GSユアサ従来品のECT-60B24タイプとEC-70B24タイプとの比較。同社独自試験。実走行ではない。
<製品補償>
36ヶ月または6万km(購入後どちらか早く到達するまで)
<発売年月>
2019年6月
<機種一覧とメーカー希望小売価格>