GSユアサは11月5日、子会社の天津杰士電池(本社:中華人民共和国 天津市)と、「済南杰士通商貿」および「北京永利双盛装飾」(以下、被告ら)を相手に、昨年11月12日から中華人民共和国北京市東城区人民裁判所で争ってきた、商標権侵害に関する裁判に勝訴したと発表した。
GSユアサらは、保有する登録商標「GS(中国商標登録507630号他)」の商標権が、被告らに侵害されているとして、被告らが製造販売する「GGS」ブランドの蓄電池の生産・販売停止と経済的損失の賠償を求め、北京市東城区人民裁判所に提訴。
6月22日、裁判所は、被告らによるGSユアサの商標権の侵害と済南杰士通商貿の不正競争行為を認め、「GGS」ブランドを用いた製品の製造・販売の停止と損害賠償として計40万元(約680万円。1元=17円で算出)の支払いを、済南杰士通商貿に命じた。
GSユアサは、「GS」ブランドを重要な知的財産であるとし、今後もこれらを侵害する行為に対しては毅然とした態度で臨み、その価値を守ることで、安全性の高い製品を安心して購入できるよう努めていくとしている。
[商標権侵害品と正規品]
[GSユアサが中国で保有する商標の一部]