SUVや4WDに特化した中古車販売等を展開するグッドスピード (本社:愛知県名古屋市)は8月24日、損害保険会社から調査協力を求められている過去の保険金の請求に関して、自社で行った調査経過報告(8/24時点)を、以下の通り公表した。
[調査経過報告の内容]
1.調査方法 :自主調査(グッドスピード社自身によるもの)
2.調査開始日 :2023年7月20日
3.調査対象 :2023年4月1日~8月8日に保険金を請求した案件の一部
4.調査した案件の請求先:損害保険会社4社
5.調査した案件総数:1,051件
6.調査した案件総数の内、再協定が必要な案件数・金額:30件/633,950円
7.自主調査で、グッドスピードが再協定が必要な案件と判定し、損害保険会社に報告している主な案件の内容
・作業開始時に作成した「作業指示書」で予定していたバンパー内部の塗装作業について、実際の作業では塗装が不要と判断し、作業内容が変更になったにもかかわらず、当初「作業指示書」の通りに保険金を算定したことにより、結果として塗装作業代金が過大になっていた。
・作業開始時に作成した「作業指示書」で予定していたリアフェンダーの取り換えの際に行うリアゲートの脱着について、実際の作業ではリアゲートの脱着の必要がないと判断し、作業内容が変更になったにもかかわらず、当初「作業指示書」の通りに保険金を算定したことにより、結果として脱着作業代金が過大になっていた。
グッドスピードでは、以上2つの事案について、「作業指示書」の作成ならびに作業後に保険金の算定を行う鈑金塗装フロントスタッフと、実際に作業を行う鈑金塗装士、それぞれ別のスタッフが、確認作業を怠ったことにより発生していたと考えている。そのため、現時点に於いての再発防止策として、作業終了後、作業中の写真(鈑金塗装フロントスタッフが撮影)を目視確認した上で保険金の算定を行うこととし、この目視確認がなければ損害保険会社への請求額を確定できないフローに変更する。
また、このフローを業務マニュアルに反映し、当該業務に関わる全てのスタッフへの教育を徹底していく。併せて、保険金請求の誤りを起こさないよう、当該業務に関わるスタッフに対して定期的なコンプライアンス研修を実施し、モラル強化および評価制度への反映を図っていく。
8.顧客への対応について
再協定が必要な事案について、損害保険会社と速やかに再協定を行い、客の意向を最優先に修理費用の返金などの対応を行うと共に、「過去の保険金の請求に関するお客様専用相談窓口」を設置。
■専用相談窓口について
電話:052-933-4097
受付時間:平日 10時00分~18時00分
9.今後の予定
なお、今回公表した経過報告は、自社による自主調査であり、2023年8月24日17時00分現在のものとなる。グッドスピードでは、引き続き、全容解明に向け調査を継続し、調査の進行に応じて経過を公表していく。また今後、社外の弁護士や専門家を起用した調査委員会の設置等も検討していく。