アイサンテクノロジーは11月10日、ティアフォー、日本GLP、損害保険ジャパン(以下「損保ジャパン」)と、2025年の無人モビリティサービスの本格普及を見据えた長期技術・サービス実証を、「GLP ALFALINK相模原」の敷地内にて開始すると発表した。
日本GLPが展開する「ALFALINK」は、「Open Hub」(物流をもっとオープンに)、「Integrated Chain」(サプライチェーンをつなぐ)、「Shared Solution」(ビジネスの進化をサポート)の3つをコンセプトとしており、従来の物流施設における効率化・最適化を超え、これまでにない価値や事業を創造していく拠点となることを目指している。
今回実証を行う「GLP ALFALINK 相模原」は、総延床面積が約67万㎡を誇る日本最大級の最先端物流拠点。この施設内において長期技術・サービス実証を行い、早ければ2022年のサービインを目指す。顧客向けには施設内での効率的な移動を提供する最先端ソリューションとして、地域の人々にも興味と親しみを持ってもらう機会を創出し、施設に勤める人々には快適で安全な職場環境の充実を図る。
なお4社は、今回の「GLP ALFALINK相模原」での実証終了後に効果検証し、関係各所との協議を踏まえ、サービスインの時期を最終確定する予定。
■プロジェクトに参画する各社の役割分担
ティアフォー:レベル4相当の自動運転技術・サービス実証の実施
日本GLP:テストフィールド提供、実装先候補
損保ジャパン:自動運転リスクアセスメント、遠隔見守りサポート、自動運転専用保険の提供
アイサンテクノロジー:高精度3次元地図の作成・提供
■走行テストの実証概要
実施期間:2021年11月12日~2022年3月31日
走行ルート:GLP ALFALINK 相模原敷地内
車両:タジマ社製のGSM8(手動運転車両/10名乗り)を同社にて自動運転対応車両に改造
乗車対象:GLP ALFALINK 相模原で働く人々