ー 2024年5月の自動車用タイヤ・エンジンオイル・バッテリー販売速報 ー
消費者の購買行動、市場、ブランド、メディアトレンド調査のGfK. ( Growth from Knowledge. )傘下のGfK Japan は6月25日、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。
ちなみに個々製品の集計対象は、タイヤがカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネット。エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としている。
– タイヤ –
2024年5月の自動車用タイヤ販売は本数前年比7%増と堅調で、店頭では同4%増、インターネットでは同11%増であった。夏タイヤは本数前年比10%増と二桁成長を見せ、165/65/14では同30%増、185/60/15では同15%増に達した。
タイヤ全体の税抜き平均価格は11,021円と前年同月から2%上昇した。店頭では2%、インターネットでは3%上昇した。この結果、タイヤ全体の金額前年比は9%増となり、店頭では6%増、インターネットでは15%増に至った。
– エンジンオイル –
2024年5月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比10%増と大幅な伸長を遂げた。販売形態別にみると、量り売りは販売量前年比16%増であったが、缶売りは3%増に留まった。
4L缶の販売は数量前年比8%減と低調で、店頭が同7%減、インターネットでは同17%減と大幅に前年を割り込んだ。販売数量の多い0W-20、5W-30が数量前年比9%減、8%減であったことの影響が大きかった。
4L缶の税抜き平均価格は4,196円と前年同月から2%上昇した。店頭では3%上昇した一方、インターネットでは1%下落した。4L缶全体の金額前年比は6%減となり、店頭では4%減、インターネットでは17%減であった。
– バッテリー –
2024年5月の自動車用バッテリー販売は数量前年比4%増と微増で、店頭では2%増、インターネットでは6%増であった。
規格別にみると、B20が数量前年比16%増、D26が同25%増と著しく伸長した一方で、B19、B24はともに同2%減と前年を下回った。バッテリー全体の平均価格は前年同月から2%上昇し13,619円となり、店頭では4%上昇、インターネットでは前年並みであった。これにより、金額前年比は6%増の堅調に推移し、店頭、インターネットともに6%増の伸長であった。