損害保険料率算出機構 (以下、損保料率機構)は8月4日、ビッグモーターとビーエムホールディングス、ビーエムハナテンの3社(以下、ビッグモーター社)による保険金の不正請求により車両修理に係る保険金が過大に支払われたケースが多数あったとの報道を受け、今後、同社および保険会社等による調査で不正が判明したケースについては、保険会社に報告を求め、参考純率の算定に反映させていくと発表した。
なお、この件に関して、対人賠償のみを補償する自賠責保険の基準料率には影響しないとのこと。
損保料率機構は、損害保険料率算定会と自動車保険料率算定会が統合して設立された料率算出団体(特別の法律により設立される法人)で、主に参考純率と基準料率の算出・提供や自賠責保険の損害調査などの業務を行っている。