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2024年5月10日【ESG】

フォーバル、自動車修理工場のESG経営推進へ

坂上 賢治

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経営コンサルタント事業を担うフォーバルは5月10日、一般社団法人日本自動車車体補修協会(JARWA)が7月1日より立ち上げる自動車修理工場のサービス品質認定制度「自動車修理“見える化”認定制度 」の開始を受け、あいおいニッセイ同和損害保険と全国の自動車修理工場に対してESG経営を推進していく取り組みで合意した。

 

現在、自動車整備業界と損害保険業界は、大手中古車販売会社による不適切な保険金請求が明らかになったこと受け、真にお客様本位の業界となることを目指して問題の解決に取り組んでいる。

 

また同時に、自社の利益追求だけではなく、環境や社会問題に配慮し、ステークホルダーに対して誠実な企業経営に取り組むESG経営の必要性にも注目が集まっている。

 

この流れを受けてJARWAは、自動車修理むに係る総合的な基準として「車体整備能力・お客様対応能力・ ESG経営能力」を評価できる制度、「自動車修理“見える化”認定制度」を立ち上げた。

 

その中の「ESG経営能力」の支援については、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会が2024年6月開始予定の「ESGマーク認証制度」と連携することで、ESG経営の推進を目指す。

 

対してフォーバルは、全国の中小・小規模企業の企業経営を支援する「次世代経営コンサルタント」として、中小・小規模企業にもESG経営を取り入れた可視化経営の伴走型支援を行ってきた。

 

そんな自社のノウハウの提供が、この取り組みの推進に大きく貢献できること、且つESG経営の必要性を自動車業界に広めるという社会性は、「社会価値創出」を目指すフォーバルの経営理念とも親和性が高いことから、JARWAとの合意に至った。

 

これに伴い今後フォーバルは、ESG経営の分野で、全国の自動車修理工場へ伴走型支援を行う。環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)に於ける取り組み状況を可視化し、 ESG経営能力を向上させると共に、ESGマーク認証の取得をサポートしていく。

 

併せてあいおいニッセイ同和損保も、自動車修理工場の経営基盤強化をベースに、ESG経営の態勢構築にも寄与する本制度を両社の関係先自動車修理工場に展開。自動車修理業界全体の持続的な発展を目指す。

 

会社概要
社名:株式会社フォーバル
代表:代表取締役社長 中島 將典
設立:1980年(昭和55年)9月18日
所在地:東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号 青山オーバルビル14階

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。