左:伊古田所長、右:タウ宮本
タウは、2月17日に大宮警察署と「緊急事態発生時等における放置車両等のレッカー作業等」、および県内警察署で初となる「警察の訓練に使用する車両の提供等」に関する協定を締結したと、2月18日発表した。
■協定の目的
タウではこれまでも、大雨や台風、地震などにより被災した車両の迅速な引き取りと買い取りを行ってきた。こうした災害により被災した車両は被災地の交通インフラの復旧を妨げる要因の一つにもなり、その処分が大きな課題となっている。また、一般的に室内が浸水しエンジンがからない状態の車は、修理に100万円以上の費用がかかるケースが多く、ディーラーなどでは下取り価格も付かないため、被災者には大きな経済負担となる。一方で省庁の発表によると、自然災害の発生件数や被害規模は増加傾向にあり、地球温暖化が引き起こす急激な気候変動などにより、その傾向は今後も続いていくものと考えられる。
このような背景からタウでは、災害発生時の迅速な初動対応と被災地の早期復興を目的として、大宮署と「災害等の緊急事態発生時における被災車両のレッカー作業」の協力と、県内警察署で初となる「警察の訓練に使用する車両提供」について協定を締結した。この協定を機に、特に自然災害の多いとされている東北や中四国、九州を始めとし、全国の自治体や警察と連携を進めていく。被災車両の迅速な引取りを通じて大切な車を無くした人の経済的なサポートに加え、被災地の早期復興への寄与を目指し取り組んでいく。
車両からの救出救助訓練の様子
■過去3年間の水害車両引取実績
■株式会社タウ
損害車(※)を国内で買い取り、世界120ヵ国以上へ販売する、損害車リユース事業を行なっている。損害車買取台数で業界シェアNo.1を誇る。
(※) 事故や災害等により損壊した車両のこと