東日本高速道路は12月2日、ETCセキュリティ規格の変更について発表した。
セキュリティ規格とは、国土交通省が定めるETC(料金所・車載器・ICカード)について、盗聴・改竄等の不正防止を目的に定められた情報安全確保の規格。
昨今の情報機器の能力向上に伴うセキュリティ脅威の増大への備えとしてセキュリティ機能を向上させるため、セキュリティ規格の変更を最長で2030年頃までに行う予定となっている。
同社では、車載器管理番号および識別マーク等により、現在使用中のETC車載器が新セキュリティ規格に対応しているか確認するよう呼びかけている。
■新・旧セキュリティ対応車載器の識別方法
1.車載器管理番号で確認する方法
1)取扱説明書・保証書での確認
管理番号の19桁の始まり(左詰)の数字で区分されている
・新セキュリティ対応車載器:「1」
・旧セキュリティ対応車載器:「0」
2)車載器セットアップ申込書・車載器セットアップ証明書による確認
3)車載器本体での確認
2.車載器の識別マークで確認する方法(事例)
1)ETC車載器(専用)の新・旧セキュリティ対応の区別
2)ETC2.0・ETC-DSRC車載器の新・旧セキュリティ対応の区別