ABボルボが9月9日(北欧時間)に実施したサービスコンペティション「VISTA」で、エストニアのキーレド・インセネリドチームが優勝した。このVISTAは、ボルボ・インターナショナル・サービス・トレーニング・アワード( Volvo International Service Training Awards )の略だ。( 坂上 賢治 )
そもそもVISTAは、今から65年前の1957年にボルボ在籍の技術者を対象に純粋なテクニックを競う競技会形式で始まった。
その後、初回開催から20年目にあたる1977年には、世界中の認定ボルボ・ディーラー網から参加者を募るスタイルへと発展。結果、現在のVISTAは、2年に1度サービスマーケット担当者達が競う世界規模のサービスコンテストの競技イベントとなった。
ちなみに現在のボルボ・トラックスによるサービス自体は、中・大型トラックを対象に世界130か国・2,200のディーラーットワーク網を通じて、様々な輸送ソリューション上の解決策が提供されている。なおこれにはトラック、バス、建設機械、船舶、産業用エンジンの提供も含まれる。
そうした事業構造の中で、現在のVISTAの参加資格者はディーラーのサービス担当者と技術者が対象となった。世界各国の拠点から参加するチームは、顧客サービスに係る理論的質問への回答と、サービスに係る技術的解決を導ける質問項目に答えて、難解なテストと課題を乗り越える事で、ようやく参加資格が得られる。
今回はスウェーデンのヨーテボリに集結した各国のチームからスリリングな決勝戦を経て、エストニアのキーレド・インセネリド チームが優勝チームに選ばれている。