株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長執行役員:小林喜夫巳)は、2019年10月29日(火)より、必ずしもクルマに詳しくなく、「ちょっとした疑問をググる層」に向け、暮らしの中でクルマを楽しめるWEB情報サイト『暮らしとくるま』をオープンした。(坂上 賢治)
この新サイト「暮らしとくるま」は、クルマに全く詳しくない層へ向け、何げない日常の暮らしの中でクルマにまつわる疑問を解き明かし、ステアリングを握ることの楽しさを伝える新しいWEBサイトとして開設されたもの。
そこには特に自動車マニアではない層が、住まいをリフレッシュするように、自動車の手軽なDIYやお手入れ方法を知ること。
もしくは「解決したい小さな疑問」を通して、クルマと過ごす時間を愉しめるように配慮されたコンテンツが並んでいる。
それはクルマへの興味・関心を大きく増やすというより、保有しているクルマをベースに、より日常の暮らしを愉しめるよう演出した内容となっているようだ。
従って、通常はオートバックス店舗などに訪れない層が対象。ただ、洗車や室内の掃除など、折角、クルマと一緒の休日を過ごすのであれば、オートバックスがプロの視点でより良いアイテムや確かな裏技を披露して伝えていくという趣向だ。
このためサイトのデザインも、一般の生活情報誌を思わせる淡くシンプルなデザインとして、いわゆる「熱の高さ」や「クドさ」を排した体裁となっている。
サイト内は5つのカテゴリーがあり、初心者向けのDIYでクルマをアレンジする「ぷちDIY」、自分でできるクルマの「お手入れ」、クルマや家で便利に使える商品を紹介する「もの活用術」、オートバックスが持つ専門性を生かしたクルマに関する話題や困った時の「お役立ち」情報、“ひと”を中心としたクルマにまつわるエピソード「はれクル」に分かれている。
これまでオートバックスは、クルマに少しでも拘りがある層を主たるターゲットとしてきたが、自宅とは別の第2のリビングや、家族との愉しみを育む場としての普通の暮らしのなかにあるクルマの世界に着目したようだ。
実際、同サイトはオートバックスが掲げる「2050未来共創」ビジョンの実現に向け、社内公募から生まれた初めての企画だという。
社内公募では、価値観の多様化したお客様に対して、新たな需要を創造するビジネスアイデアを募り、20件ほどアイデアが集まり、その中から、本企画の提案者である社員と経営陣が対話を重ね、長期的な視点での「ひとの暮らしへの提案」が、当社の将来に向けた成長につながるとして採用されたと謳われている。
その目指す目的は、家族を伴うなどしてカーディーラーやホームセンターに訪れる顧客の獲得を目指しているのかも知れない。
なお同社では、「オープン時、“ラバースプレーアレンジ”を特集し、カー用品店にある、車体やホイールやなどを彩色するラバースプレーを使って、車内にワンポイントアレンジを施す方法を紹介します。失敗しても剥がせるラバースプレーだからこそ気軽に試せるのが特徴です。
またオープン時点では、20程度の記事を掲載し、今後、順次コンテンツを充実させてまいります。今後は、季節に応じた飾りを車内外に施すことで、クルマの中を自分の部屋の延長として楽しめるアイデアなどを紹介していく予定です」と話している。
サイトアドレス:
https://www.kurashi-kuruma.com/