オンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への日本企業の出店を支援するイーベイ・ジャパンは、交通タイムス社との業務提携を発表した。
この提携により、交通タイムス社が運営する自動車部品サイト「Japan Auto Parts by Automesse」をイーベイの自動車関連サイト「ebaymotors.com」に開設する。
欧米の自動車オーナーは、自宅ガレージなどで、メンテナンスをすることが多く、車関連部品をECサイトなどで購入するケースが多いと云う。
実際、eBay.comの車関連サイト「ebaymotors.com」では、1秒間に3部品、自動車は5分に1台販売(2017年実績)されるほどの需要があるとのことだ。
「Japan Auto Parts by Automesse」は、世界中で1.7億人のバイヤーがいるグロバールマーケットプレイズであるeBayへの出店により、販売チャネルを世界へ拡大する。
また、イーベイは交通タイムス社に、バイヤーの購入動向やマーケットインサイトに基づき、出店商品のアドバイスなどのマーケティング支援、また、技術的支援などをアメリカ本社と協力し、提供していくとしている。
この提携に際して、イーベイ・ジャパンの佐藤社長は、以下のようにコメントをした。
「世界的に人気の高い日本車ブランドは多く、それに伴い、日本車部品の需要は高まっています。交通タイムス社との業務提携により、国内の車パーツメーカーの越境ビジネスをサポートできることを光栄に思うと同時に、eBayバイヤーのニーズにさらに応えることができることで顧客体験を向上できることを非常にうれしく思っております。」
イーベイ・ジャパンは、車部品、アニメやマンガのキャラクターなどのコレクタブル商品、ファッション・コスメティックスなどの世界で高い需要のあるカテゴリーの支援を強化していると云う。
今後も、国内とは異なる需要期や人気商品、また、バイヤーの検索ワードや購入動向データなどの提供、マーケティング支援などを通じ、日本企業の越境ECビジネス拡大をサポートしていくとしている。