東京海上グループのイーデザイン損害保険(以下、イーデザイン損保)は、6月23日、機械・深層学習技術等を用いたアルゴリズムソリューションを開発・提供するPKSHA Technology(パークシャ・テクノロジー/以下、PKSHA社)と連携して開発した、契約内容や事故申告状況等に関する情報から不正な保険金請求を早期に検知するAI(人工知能)の運用を、同日から開始すると発表した。
保険金の不正請求対策は、健全かつ安定的な損害保険制度の運営や保険事業の信頼維持および公平性確保の観点から、保険業界全体の重要課題となっているが、近年、その手口は複雑・巧妙化しており、対策には幅広い不正パターンの理解と高度な専門性が求められると云う。
この課題の解決のため、イーデザイン損保とPKSHA社は、専用のAIを開発。開発したAIを用いることで、高次元の不正請求パターンを認識し、保険金請求について、自動的かつ高速度・高精度なスクリーニングが行えるようになると云う。
さらに、不正検知根拠となるデータの可視化により、不正が疑われる請求について、事故対応業務に携わる「人」と「ソフトウエア」が協業できる仕組みを構築。イーデザイン損保の専任担当者が持つ専門的ノウハウを活かしつつ、その業務をAIがサポートする形で、不正請求対策を高度化しつつ、最新の不正請求事例を学習し、環境変化に対応していく。
■イーデザイン損保:https://www.edsp.co.jp/
■PKSHA Technology:https://pkshatech.com/ja/