住友ゴム工業は3月23日、ダンロップ(DUNLOP)トラック用タイヤの内、今年2月15日から25日まで製造したタイヤの一部17本について、加硫工程での不具合によりタイヤショルダー部が設計範囲から部分的に外れていることが判明したため、国内販売した対象タイヤを無償交換すると発表した(サービスキャンペーン)。
なお、対象のタイヤは安全性に問題がないことが確認されており、販売先についても全て特定できていることから、該当するタイヤの購入者には、住友ゴムまたは販売店より速やかに連絡を行うとしている。
経緯と原因
今年2月にタイヤショルダー部で設計範囲から外れたタイヤが検出されたため、その原因を分析したところ、タイヤ加硫工程で金型の継ぎ目に隙間が発生し、その隙間に向かってタイヤ内部のゴムが部分的に吸い出されていたことが判明した。そのため、国土交通省へ通知の上、対象となるタイヤを無償交換することを決定した。
[サービスキャンペーンの概要]
<対象タイヤのパターン名とサイズ>
– パターン名:SP688 Ace
– タイヤサイズ:265/70R19.5 140/138J(1サイズ、17本)
– 識別番号:
【タイヤ表示例】
パターン名、タイヤサイズ、タイヤ識別番号はタイヤサイドウォール部に刻印されている。
<サービスキャンペーンの内容>
– 告知方法:
・ホームページでの告知。
・購入者への直接連絡。
– 開始日:2023年3月23日から。
– 交換方法:
・対象タイヤを販売した全ての購入者に対し、住友ゴムまたは販売店より連絡。代替品との無償交換を実施する。
– 問い合わせ先:
・タイヤを購入した販売店。
・住友ゴムの「タイヤお客様相談室(フリーダイヤル:0120-39-2788)」。
(受付時間:9時~12時、13時~17時 但し土、日、祝日を除く)