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2024年6月7日【MaaS】

運転代行アプリのエアクル、茨城県でサービス提供開始

坂上 賢治

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Alpaca.Lab(エアクル ラボ/所在地:沖縄県中城村、代表取締役:棚原生磨)が展開する運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」は6月7日、一般社団法人茨城県運転代行協会と連携。同日より茨城県で運転代行アブリサービスの提供を開始すめ。エアクルとしては、沖縄、福岡、和歌山、宮崎、埼玉、熊本に続く第7の拠点となる。

展開の背景は、茨城県が全国で3番目に運転代行業者数が多く、運転代行サービスが地域に深く根付いている側面がある。しかし一方で飲酒運転検挙数では沖縄県に次いでワースト2位という深刻な社会的課題も抱えている。

 

そこで同社は同問題を解決するべく、般社団法人茨城県運転代行協会と連携。茨城県内でのサービス開始を決定した。茨城県運転代行協会には、20の運転代行業者が加盟し、随伴車両は約80台を保有している。エアクルは同協会と連携することにより、地域のニーズに即した安全で効率的な運転代行サービスの提供が可能だと判断した。

 

今後、エアクルは茨城県内の行政機関や飲食店事業者とも連携を図り、利用者へ対して新しい移動体験を提供することを目指す。併せて飲酒運転根絶の使命を共有し、地域密着型のサポートを通じて、安全で快適な交通環境の実現に貢献していきたいと話している。

 

 

今回のエアクルの参画について一般社団法人茨城県運転代行協会の中山一夫理事長は、「当初、運転代行アプリには疑問がありました。

 

水戸市の田谷副理事長も交えて様々な話を伺いながら進めて参りましたが、私自身が理解し納得しなければ協会加盟業者に説明・案内を責任を持って行えないと思い、アルパカラボの新城さんに何度も説明をお願いし、納得するまで時間をかけました。

 

その結果、これからの時代にはタクシー業界の〝タクシーGO〟などと同様に、運転代行にもアプリサービスが必要だと思うようになりました。

 

まずはスタートしてみないと分かりませんが、Alpaca.Labさんと一般社団法人茨城県運転代行協会の全面協力により、ひとつになって育てていくことで、大きな成果が期待できると思います。いずれは、このアプリで皆が納得できる仕事ができるようになると期待しております。

 

運用の中で様々な問題や改善点が出てくると思いますが、茨城県から発信し、他県にも広がれば良いと感じております。これからも株式会社Alpaca.Labさんから多大なご協力をいただくと思いますが、一般社団法人茨城県運転代行協会も会員を増やしながら、この事業に向けて頑張って参りたいと思います」と述べている。

 

 

AIRCLEサービス提供の概要
開始日:2024年6月7日(金) 19:00~
提供エリア:土浦・つくば、水戸・ひたちなか

 

 

「茨城エリア展開記念キャンペーン」について
内容:利用料1000円割引(初回のみ)
取得方法:「エアクル」アプリでクーポンコードを入力
利用方法:クーポン取得後、支払い時にクーポンが自動で適用される
取得期限:2024年12月31日まで(上限に達した場合は予告なく終了する場合がある)
クーポンコード:MTCP32

 

 

エアクルとは
運転代行配車プラットフォームサービス「AIRCLE」(以下「エアクル」)は2020年8月に一般利用者向けサービスを開始し、利用者は13万ダウンロード、200業者500台以上が登録されており、累計注文数は30万件を突破した。

 

 

同社では、効率的なアルゴリズムによる最適な配車により、配車確定まで平均30秒、平均到着時間は9分となり、従来と比較すると約80%以上の時間短縮に成功し、今までにない配車体験と業務改善を実現していると謳っている。

 

会社概要
株式会社Alpaca.Lab
本社所在地:〒901-2424 沖縄県中頭郡中城村南上原1111-1
設立:2018年8月27日
代表者:棚原 生磨
事業内容:運転代行配車アプリ「AIRCLE(エアクル)」の展開
URL:https://alpacalab.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。