いすゞ自動車は6月8日、同社が製造する車両のドレスアップやシャシ改造、架装工事を行うグループ企業であるいすゞ車体が、消防ポンプを電動モーターで駆動する補助装置「スマートポンプ」開発し、東京消防庁の水槽付き普通ポンプ車に採用されたと発表した。
スマートポンプ消防車では、エンジンを用いた通常のポンプ駆動に加え、車載のリチウムイオンバッテリーと電動モーターを使ってのポンプ駆動による放水も可能。
エンジン停止状態で、約1時間に亘って毎分およそ300リットルの放水ができることから、二酸化炭素の排出量を削減できる他、静音性により夜間・早朝での消火活動時の騒音を抑制する効果もある、環境・地域社会を考慮した仕様となっていると云う。
いすゞグループは、これからも多種多様な用途を持つ商用車の特性を考慮し、それぞれの使われ方に最適な低炭素化・脱炭素化に向けた取り組みを進めていくとしている。
■いすゞ車体:http://www.isuzubody.co.jp/