デンソーは4月20日、トレーラのブレーキの異常な温度上昇を検知してドライバーに警告する「トレーラブレーキ温度監視システム」を日通商事と共同開発し、日通商事および日本トレクスを通じて、4月下旬から販売すると発表した。
トレーラ火災の原因の多くが、ブレーキの異常な温度上昇であることに着目して開発された「トレーラブレーキ温度監視システム」は、各車輪のブレーキに温度センサーを設置し、①異常な高温、②急激な温度上昇、③他のブレーキとの温度差の3つの異常な温度変化を検知し、ドライバーに警告する製品。
ブレーキの温度推移を常時監視し、早い段階で異常を検知して、火災などの危険なトラブル発生前にドライバーへ警告する。
<製品仕様>
– 動作温度範囲 :-30℃~+45℃
– 定格作動電圧:DC24V
– 消費電力:
・監視中:40mA
・警告中:60mA
– 外形寸法(幅×高さ×奥行)㎜:
・制御ユニット:150×150×40(電線除く)
・測温ユニット:110×120×55(取り付け部除く)
・警告インジケーター:80×72×50(取り付け部除く)
デンソーは、今後も乗用車だけではなく商用車の安心・安全な運行に貢献する技術開発を推進し、ドライバー、歩行者をはじめとする、世界中のすべての人にとって安全で自由な移動の実現に取り組んでいくとしている。
■日通商事:https://www.nittsushoji.co.jp/
■日本トレクス:http://www.trex.co.jp/