電脳交通は1月20日、北海道芽室町で実施される国土交通省令和3年度「日本版MaaS推進・支援事業」≪芽室MaaS≫で運行されるデマンド実証運行「めむろコミ★タク」の実証実験に配車システムを提供し、運行管理をサポートすると発表した。
農村地区の広がる芽室町では、住民の高齢化が進んでおり、市街地までの移動手段の確保が課題となっている。芽室MaaSでは、幅広い世代が利用することを見越してWEBサービスと電話によるデマンドタクシーの予約窓口を設置し、多くの人が利用しやすい移動手段を提供していく。
なお、芽室町地域公共交通活性化協議会とこばとハイヤー、ジェイアール東日本企画が共同で企画立案、実現したこの事業は、国土交通省の令和3年度「日本版MaaS推進・支援事業」に採択された北海道で唯一となる事業。
■事業の詳細
運行予定期間:令和4年1月11日(火)〜同年2月28日(月)
対象者:芽室町上美生地区居住者(事前の利用者登録が必要)
利用料金:1,000円/回、もしくは15,000円/月(サブスクリプション型サービス)
利用方法:前日までに電話もしくはWEBの専用サイトで、乗車位置(自宅)と降車目的地、運行便(1日3本)を予約し、時間になったら自宅前から乗車する
■実証事業における各社の役割
芽室町:事業推進、全体調整
ジェイアール東日本企画:企画立案、システム開発、運用管理
こばとハイヤー:デマンド型タクシーの運行、顧客対応
TKコミュニケーションズ:予約受付業務
電脳交通:デマンド型タクシー配車システム開発電脳交通、北海道のデマンド実証運行に配車システムを提供