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2018年12月5日【アフター市場】

大和自動車交通、台湾タクシー最大手と配車アプリ連携

NEXT MOBILITY編集部

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2005年に創業した台湾大車隊は、現在1万9000台のタクシーを運行し、一日あたりの乗客数は約35万人。現地のマーケットシェアが約20%に達する台湾最大手のタクシー会社。

同社が運営する55688アプリは、会員数300万人・ダウンロード数400万回を誇り、10種類以上のモバイル決済方法を取り入れる等、新しいテクノロジーを積極的に取り入れている企業だ。

 

 

一方、大和自動車交通は、1939年創業で国内4大タクシー会社のひとつ。

近年は、IoTやAIを活用した新サービスについて様々な取り組みを行っており、タクシー会社5社やソニー等と共に新たなタクシー関連サービス事業会社「みんなのタクシー」を設立したり、国際自動車との共同運用アプリによる変動迎車料金サービスの実証実験を行う等の実績を持つ。

 

両社は予てより、台湾からの観光客が台湾大車隊55688アプリを使い、日本の空港送迎や観光タクシーを予約するサービスについては、2018年8月より連携を開始。

その後、同年9月以降に大和タクシー配車アプリを台湾現地で使用できるか否か等の実証実験を重ね、今回の業務提携に至っている。

 

 

記者会見の中で、台湾大車隊の李総経理は、今回の提携について、

 

「(2,017年実績で)約460万人に登る台湾からの訪日観光客は、台湾では(台湾大車隊の)大切なお客様。それらの方々により便利なサービスを提供する」

 

ことが主な目的だと語る。

 

 

また、大和自動車交通の前島社長は、訪日観光客全体の約60%に登る中国や韓国、台湾等からの旅行客に向けて、自社タクシーの利用機会を増やすために、兼ねてよりアジア各国との連携を模索してきたが、

「中でも一番積極的に取り組んで頂き、スムーズに話が進んだ」

台湾大車隊と、まずは最初の提携をすることにしたという。

 

 

また、前島氏は、今回の台湾大車隊との提携は同社が目指す海外企業との連携の第一歩で、

「中国や韓国、タイ等のアジア諸国の企業を中心に、連携の幅を広めていきたい」

と今後の抱負も語った。

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。