ダイハツ工業は1月24日、「キャスト」およびトヨタ自動車から販売している「ピクシスジョイ」のリコールを、国土交通省へ届け出た。
不具合は、側面衝突時の運転者席ドアのロックの作動に関する検証が不十分であったことに起因するもので、衝突の際にパワードアロックが作動し、全てのドアが施錠されることがあるというもの。これにより、乗員の救出に時間を要するおそれがあると云う。同社では、その対策として、全車両、運転者席のドアロックを対策品と交換すると共に、取扱説明書に記載のあるキーの操作方法を修正する。
なお、対策品の供給には、時間を要することから、希望者には衝突時に施錠されない暫定措置を行い、部品の準備が整い次第、改めて案内し対策品に交換する。但し、この暫定措置を実施した場合、ドアロックの操作はリモコンのみに制限され、キーが使用できなくなると云う。
[リコール対象車両]
■ダイハツ・キャスト
<型式(対象車の含まれる車台番号)、製作期間、対象車の台数>
・DBA-LA250S/5BA-LA250S/3BA-LA250S(LA250S-0000067~LA250S-0239782)、2015年8月31日~2023年6月9日、239,616台
・DBA-LA260S/5BA-LA260S/3BA-LA260S(LA260S-0000065~LA260S-0048615)、2015年8月31日~2023年6月9日、48,530台
■トヨタ・ピクシス ジョイ
<型式(対象車の含まれる車台番号)、製作期間、対象車の台数>
・DBA-LA250A/5BA-LA250A/3BA-LA250A(LA250A-0000052~LA250A-0028620)、2016年8月31日~2023年6月9日、28,324台
・DBA-LA260A/5BA-LA260A/3BA-LA260A(LA260A-0000053~LA260A-0006375)、2016年8月31日~2023年6月9日、6,270台
<注意>
・対象車の製作期間は購入の時期とは異なる。
・使用している車が対象車両であるかについては、ダイハツの公式ページ内にあるリコール等情報対象車両検索 にて確認可。