ダイハツは5月26日、燃料装置(燃料ポンプ)の不具合を理由に、国土交通大臣に対し、トヨタ自動車とスバル(SUBARU)に提供するOEM車を含む、計18車種・14万7,042台のリコールを届け出た(届出番号:5321 )。
なお、今回のリコール届出は、令和3(2021)年6月24日付け、届出番号「4978 」と同内容ではあるが、検証の結果、対象拡大の必要性が判明したため、新たに届け出たものであると云う。
対象車は、ダイハツ10車種(ムーヴ、キャスト、ミライース、ミラトコット、タント、ウェイク、ハイゼットキャディー、ムーヴキャンバス、コペン、ハイゼットトラック)に加え、トヨタ4車種(ピクシスジョイ、ピクシスエポック、ピクシスメガ、ピクシストラック)および、スバル4車種(ステラ、プレオプラス、シフォン、サンバートラック)の合計18車種、14万7,042台。なお、製造期間の範囲は、令和元(2019)年5月9日~9月3日となっている(車種により異なる)。
以上車種では、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなり、燃料により膨潤して変形することがあり、ポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良になって、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあると云う。
ダイハツは、使用者に対し、ダイレクトメール等の案内を送付し、全車両、燃料ポンプを対策品と交換する改善措置を行うとしている。
<リコール対象車>
※対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれるため、詳細については最寄りのダイハツ販売会社に問い合わせること。
※対象車の製作期間は購入の時期とは異なる。