NEXCO中日本(所在地:名古屋市中区、代表取締役社長CEO:宮池 克人)は7月13日、2020年7月14日までの実施としていた「路外給油サービス社会実験」をさらに3年半延長し、来る2023年3月31日まで継続すると発表した。
この路外給油サービス社会実験は、去る平成27年7月に国土交通省が取り纏めた「高速道路機構・会社の業務点検」を踏まえ、NEXCO東日本/中日本/西日本各社の全路線で150kmを超えるガソリンスタンド空白区間をゼロにするぺくNEXCO各社で精力的に活動してきたもの。
NEXCO中日本の場合は、E41東海北陸道・福光ICで高速道路上での燃料切れ防止を目的に走行車両が一時路外へ流出。周辺にある高速道路外の指定ガソリンスタンド(以下GS)で給油して再度、福光ICから1時間以内に流入して高速道路を走行した場合、高速道路利用者が本来目的とするICまで降りずに走行した場合と同一の料金と見なすETC車限定の社会実験である。
そもそもE41東海北陸道・ひるがの高原サービスエリア(SA)と北陸道・有磯海SAの路線間は先の国交省が取り纏めた通り、約150km以上もガソリンスタンドが存在しない給油機会の空白区間となっている。
そこで想定外の燃料切れ対策として東海北陸道・城端SAでガソリン缶の販売もしているのだが、高速道路利用者の不安解消をさらに推し進めるべく、高速道路外のガソリンスタンドを活用した社会実験を実施してきた。具体的には、自社管轄外のGSからの協力を仰ぐことで高速道利用者の燃料切れの不安を是正する。
E41 東海北陸自動車道(E41東海北陸道)福光インターチェンジ(IC)から最寄りの指定GS 2箇所
該当高速道路区間から一時流出して給油できるガソリンスタンドは、昭和シェル石油・城端サービスステーション(年中無休・7時~21時)と、ENEOS・金田城端サービスステーション(7時~19時・祝日は8時~18時、日曜定休)の2か所限定となっている。
[社会実験概要]
(1)実施期間
(当初)2016年7月15日(金)~2020年7月14日(火)
(変更)2016年7月15日(金)~2023年3月31日(金)
(2)指定IC
(2−1)昭和シェル石油 城端SS(有限会社大西石油)
年中無休7:0021:00(富山県南栃市細木126/電話0763-62-2161)
(2−2)ENEOS 金田城端SS(有限会社金田金物店)
月木7:0019:00祝8:0018:00日定休(富山県南栃市細木192/0763-62-0033)※指定GSは、24時間営業ではない。※年末年始は、営業時間が変更される場合あり。
(3)適用条件
・給油を目的に福光ICで一時流出し、再度、1時間以内に福光ICから流入した顧客が適用対象(指定GSで給油された顧客が適用対象)。
・ETC車限定(車種は問わず。現金車は対象外)。
・指定GSで給油の際にETCカードを確認。GSスタッフに「高速道路からの一時流出」と伝え、GS事務室内に設置されているインターホンでETCカードの確認手続きを行う。
・高速道路へ再流入後は、最初の進行方向と同一方向へ走行が対象。流出ICから折り返しとなる逆方向への走行の場合は対象外。その他の詳細は以下URLの参考資料を参照されたい。
[問い合わせ先]
・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルが利用出来ない利用者/通話料有料)
参考資料::路外給油サービス社会実験
< https://www.c-nexco.co.jp/images/news/4840/b2e05c3914cb3e363ca8d07bc0b64b7f.pdf >