Carstay(カーステイ)は10月1日、広島県三原市で「三原車内寝泊計画(みはらしゃないねとまりけいかく)」を開始すると発表した。
「車内寝泊計画」は、Carstayと三原市が中心となり、民家・商店・事業所・キャンプ場・温泉旅館・シェアハウスなどの駐車場や空きスペースを、バンライファー/車旅人向けの車中泊スポット、それに加え地域密着で生活体験ができる「文化体験」をスペースシェアサービスの「カーステイ」に登録し、バンライフ拠点を整備。広島県内をはじめ、関西や九州地域など、広島県周辺地域で共用/シェアできるキャンピングカーなどを「バンシェア」に登録・利活用を促進することで滞在型の観光を定着させ、関係人口の増加を図るプロジェクト。
三原市は持続可能な新たな旅スタイルとして、バンライフを根付かせることで、広島県の課題となっている旅行者の滞在日数を延ばし、観光消費の増加を図り、将来的には「定住」も視野に入れた取り組みを目指す。
近年、地方の人口減少、それに伴う税収の減少が避けられない中、地域経済の活性化には地域の価値を高め、稼ぐ力を向上させることが喫緊の課題となる。来訪者を増やし、消費活動を活性化することが求められているが、三原市では観光スポットが散在し、公共交通手段によるアクセスが弱いことから地域への集客が難しく、来訪者の滞在時間を確保できないという課題を抱えていた。このため、今回「バンライフ」を通した「Local Vanlife Project」の一環として「三原車内寝泊計画」を提案・発足した。