ナビタイムジャパンは6月24日、KDDIと協業提供中の「auカーナビ」で、国内専用カーナビアプリで日本初のAndroid Auto 1.4に対応。その結果、車載ディスプレイ上での地図のタッチ操作が可能になる。

このAndroid Auto 1.4とは、5月29日にサードパーティーデベロッパーに公開されたAndroid Autoの新バージョンであり、ナビタイムジャパン提供のカーナビタイムも7月から対応予定となっている。

ちなみに。これまでのAndroid Autoでは、仕様上、ディスプレイ画面のタッチ操作で地点を選択することができず、スマートフォン側で事前に確認や設定をしておく必要があった。しかし遂に公開されたAndroid Auto 1.4で、地図上のタッチ操作が可能となったため、ナビタイムジャパンはいち早くこれに対応させる。

今対応により、スポットアイコンや登録してあるMy地点を、直接地図上でタップして経由地や目的地に設定したり、規制情報アイコンをタップして詳細情報を確認したりできるようになる。一般道と高速道路が重なる地点を選択した時には、どちらの道路を目的地にするかも選択できる。ナビゲーション中の経由地追加や道路名称表示などにも対応する。

また、「auカーナビ」では、Android Auto接続中のスマートフォンとの連携機能にも対応する。具体的には、スマートフォンからもルート検索などの操作ができるようになり、より快適にAndroid Autoを利用できる。このような連携もサードパーティー製の日本国内専用カーナビアプリでは、初めての対応となった。

但し Android Autoの利用でauカーナビはプレミアムコース。カーナビタイムはプレミアムプラスコースか住宅地図プラスコースへの有料会員登録が必要。カーナビタイムでは、規制情報アイコンの詳細情報、一般道と高速道路の選択機能、接続中のスマートフォン連携機能等には対応していない。道路選択の機能は、オフライン地図をダウンロードしている場合にのみ使えるなどの利用上の注意は必要だ。

またナビタイムジャパンでは、「カーナビタイムにて、国内専用カーナビアプリでは日本で初めてApple CarPlay、Android Auto、Android Automotive OSに対応し、車載ディスプレイの大画面に最適化されたUIで視認性の高いカーナビゲーションをご利用頂けるよう開発を進めています。今後も最新バージョンにいち早く対応し、安心・安全で快適なドライブをサポートできるよう、サービスの拡充に努めてまいります」と話している。