オートバックスセブンは、全国に自動車整備拠点を持つBSサミットと、自動車の次世代技術に対応する整備ネットワークの構築に向けて業務提携を締結した。
自動車整備においては、4月1日の改正道路運送車両法の施行にともない、従来の分解整備に加え、衝突被害軽減ブレーキや、アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置などのADAS(先進運転支援システム)に対応した「電子制御装置整備」にまで拡大されると共に、自動運転車(レベル3以上)に搭載される「自動運行装置」が追加された『特定整備制度』も開始された。
これを受けて、事業者は、整備のための場所と人、そして専用機器の導入が迫られており、コスト増や電子制御系の整備に対するスキル不足に加え、後継者不足などの問題から、大きな負担が強いられていると云う。
このような環境の下、オートバックスは、「5ヵ年ローリングプラン2019(2019年5月発表)」において、「次世代技術に対する整備ネットワーク」の構築の一環として、さまざまな施策を推進してきたが、今回、BSサミットと包括的業務提携を締結。全国約600店舗が近隣のBSサミットの組合員工場と協力し、地域における整備ローカルネットワークの加速度的構築を目指すとしている。
[BSサミット事業協同組合とは]
BSサミットは、「利用者」と「損害保険会社・アシスタンス会社」、「組合員工場」の3者間利益を追求する、車体整備の全国ネットワーク。名前のBSには、「ボディ・ショップ(車体整備工場)」のほか、「ベスト・ショップ」の意味合いが込められている。また自動車保険事故ビジネスの今後の姿を考え、技術面や接客面で頂点(サミット)を目指している。
– 名称:BSサミット事業協同組合
– 所在地:東京都中央区京橋3-9-4 新京橋ビル3F
– 代表者の役職・氏名:理事長 磯部 君男
– 事業内容:安全な自動車整備を実現させるための各種教育事業の運営。
– 設立年月日:2009年10月
■BSサミット:http://www.bs-summit.jp/