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2024年8月8日【アフター市場】

ブリヂストン、商用貨物車用スタッドレスを9月発売

坂上 賢治

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ブリヂストンは8月8日、商用バン・小型トラック用冬用タイヤで、新製品のスタッドレスタイヤ「BLIZZAK VL10A」(ブリザック ブイエルテンエー)を来たる9月1日から発売する。

 

「BLIZZAK VL10A」は、eコマースの拡大などを背景に多様化する「物流のラストワンマイル」の現場で、冬道特有の凍結、積雪路面等で安心・安全な運行を支える製品として発売。タイヤ種は13サイズ、価格はオープン価格となっている。

 

商品名:BLIZZAK VL10A
発売サイズ: 13サイズ
発売日 :2024年9月1日より順次発売

 

商用貨物車向けスタッドレスタイヤ「BLIZZAK VL10A」は、同社独自技術の「発泡ゴム」を進化させた「LT専用ブイエル発泡ゴム」を採用。従来品の「BLIZZAK VL1」(ブリザック ブイエルワン)に対して氷上ブレーキ性能を13%向上したという。

 

この発泡ゴムは、2022年発売の「BLIZZAK VL10」で初めて採用されたもの。トレッド面も接地面積アップとブロック剛性向上を高めつつ、従来品から摩耗ライフを14%向上しているとした。

 

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1.採用技術と商品の特長

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(1-1)「LT専用ブイエル発泡ゴム」

 

(1-2)バン専用パタンの開発

 

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2.性能評価結果

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(2-1)氷上ブレーキ性能比較データ

 

 

【テスト条件】
・テスト場所
軽井沢風越公園アイスアリーナ(室内) ・路面の種類:氷盤路面
・ドライバー:
社内テスト・制動初速度:20km・外気温:6.3°C・氷路面温度:-2.3°C
・タイヤサイズ
(VL10A)155/80R14 88/86N (VL1)155/80R14 88/86N・リム:14×5J
・制動方法
ABSブレーキ・試験車両:トヨタ・プロボックス 3BE-NCP165V・排気量:1490cc
・駆動方式
四輪駆動・空気圧:フロント 240kPa/リア 290kPa・乗員:2名・積載条件:400kg
・計測方法
両商品において制動距離を5回測定し、制動距離を算出。

 

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(2-2)摩耗ライフ比較データ

 

【テスト条件】
・タイヤサイズ
(VL10A)155/80R14 88/86N (VL1)155/80R14 88/86N
・空気圧
フロント240kPa/リア290kPa・試験車両:トヨタ・プロボックス 5BE- NCP160V・排気量:1490cc
・駆動方式
前輪駆動・試験距離:10,600km ・ローテーション有無:有(同一車両内の前後車軸毎にVL10AとVL1を装着し、タイヤ装着位置是正のため、2,650㎞走行毎に計3回の左右ローテーションを実施)

 

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3.タイヤサイズ

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– 145/80R12 86/84N
– 155/80R12 88/87N
– 145/80R13 88/86N
– 155/80R13 90/89N
– 165/80R13 90/88N
– 165/80R13 94/93N
– 155/80R14 88/86N
– 165/80R14 91/90N
– 165/80R14 97/95N
– 175/80R14 99/98N
– 185/80R14 97/95N
– 185/80R14 102/100N
– 235/60R17 109/107N

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。