ブリヂストン傘下のブリヂストンタイヤソリューションジャパンは7月3日、日本国内に於いてタイヤ販売店のパートナーからなる新たな小売サービスソリューションネットワーク「B-select」（ビーセレクト）を展開すると発表した。

同社によると、この「B-select」は、既存のタイヤ販売店が機能をベースに差別化されたソリューションを提供できる新たな店舗ネットワークを指すという。

そんな同社が標榜する小売サービスソリューションネットワークのB-selectは、昨年発表した「2030年・長期戦略アスピレーション（実現したい姿）」に沿って、未来のプレミアムタイヤ事業、ソリューション事業の成長・進化を支えていくものとしており、国際規模での拡充を目指していくとしている。

これを踏まえブリヂストンは日本国内でも、価値のあるプレミアム商品やデジタル技術を活用したサービスを企画・展開。高品質な接客とサービスの提供を行う拠点の構築を目指す。

当面、B-selectとしては、まずはブリヂストン直営店やタイヤ販売特約店（ブリヂストンタイヤショップ）のパートナー店舗と手を携えてスタートを切り、将来的には、この理念や方向性に賛同する新たなパートナーも迎えていく意向。

現時点では、乗用車系顧客の対象店で既に約700店が参加。将来的には1,000店以上の規模を目指す。一方、輸送事業者に係る顧客向け拠点も視野に据えており、こちらは本年中に約400店、将来的には500店以上のネットワークに仕立てていく構えだという。

ブリヂストンでは、「B-selectの展開を通じて、高品質なサービス・ソリューションをお届けすることで、企業コミットメント〝Bridgestone E8 Commitment（ブリヂストンを体現するEnergy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowermentの8つの価値）〟に掲げる安心で心地よいモビリティライフを支えること、人とモノの移動を止めずにモビリティの革新を支えていくことにコミットしていきます」と話している。